祈祷師として最も呼びかけたい注意事項は、
「複数の祈願事を一度にまとめて依頼してはならない」
ということです。

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大変多く寄せられる事例で、恋愛・男女関係の相談事がございます。

  ・交際相手と復縁したい
  ・交際相手を寝取った相手を不幸にする呪詛をかけたい

当然ながら依頼者ご本人は、もう既に自分自身の力では
状況を打破することが出来ない状況に陥っており、
だからこそ私どものような呪い(呪術)代行業者を求めて
藁にもすがる思いで相談されるのです。

私どもでは、このような複数の祈祷(復縁と縁切り、あるいは呪殺系)を
同時に実行することは基本的には避けております。
これは過去の記事でも述べましたとおり、
ご依頼者への「呪い返し」を懸念してのことです。

■呪い返しの問題
呪いをかけるということは、
祈祷師だけでなく依頼者自身にもわずかながら「呪い返し」が生じることについては
以前の記事で詳しく説明致しました。
特に「祝事」(復縁)と「呪事」という対極にある複数の祈願事を扱ったとき、
専門の修行を行なっていない人は間違いなく「呪い返し」に犯されます。

■祈祷料の問題
当然ながら内容を異にする別件を扱う場合、
それぞれ個別案件として、一回ごとに祈祷料をお申し受けすることになります。
後述するように、大抵はどちらかの祈願事が成就すれば、
他方がおのずと改善、つまり希望する方向へ自然に向かっていくことが
実証されています。
結局複数回分納めた祈祷料が無駄になる可能性がございます。
業者によっては、依頼者の弱みに付け込んで、
尋問のように次々に心配事を語らせ、
それぞれを個別案件として扱い、
莫大な祈祷料を請求する事例も報告されています。
そういった悪意のある業者には関わらぬようご注意願います。

■大抵は「複数」に見えて「単純一件」に過ぎない
ある障害を無くせば解決(解消)することが明確である案件を
「単純案件」あるいは「単純一件」と呼びます。
複数の原因が複雑に絡み合って、目に見える一件の問題が
生じている案件を「複合案件」あるいは「複合一件」と呼びます。
最初に挙げた「復縁」「相手への呪詛」という事例を考える場合、
普通に考えると「単純案件」が2件重なった「複数」の案件に見えます。
しかし、このような場合、
「復縁」が希望通り成就する方向へ向かっているならば、
間違いなく「寝取った人物」(つまり呪詛をかけようとしている者)には
今までの見返りとも言うべく、何らかの「不幸」が生じていると考えられます。
その上、寝取ったはずの相手は元のサヤに戻っていってしまい、
結局今までの波乱は何であったのかという喪失感に見舞われるはずです。
精神的な制裁は充分に受けることになります。

その上で冷静に判断し、
さらに制裁を加えたいと考え、それを呪詛の力に頼りたいと考えられるのであれば、
改めてその時に再度ご依頼頂ければ良いわけです。

祈祷料目当ての悪質な代行業者に惑わされることの無いよう、
充分にお気をつけ下さい。


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