よくわからないギリギリのラインで揺れてる。

長く付き合った彼と別れる少し前に似てる。

今の自分にはそこにしか拠り所がないから、
手放せなくて、気付きたくなくて、必死。

しあわせな記憶を手繰り寄せて、もうそこにはない愛情の幻覚を見る。

好きでいなくちゃいけない。

好きでいなくちゃいけない。

耳を塞いで聞こえないふり。

目を塞いで見ないふり。

いっそ口さえも塞いで窒息してしまえばいいのに。

あの人を見る度に感じる焦燥感は

あの人に焦がれているからではなくて

成りたくても成れないモノの幻影がそこに見えるから

それは決してあの人自身ではなくて

あくまでもあの人の後ろに見える幻影なのだけど

もしもあたしがあの人ならば

もっともっと上手く立ち回れる

優先順位を見謝ったりはしない

そう思ってしまう身勝手さ



だけど結局のところ逆立ちしたってあの人にはなれない

肌の色、声のトーン、目の端から爪の先まで全部が違って

あたしはただあの人を見て焦燥感を覚えるだけに終わる



滑稽過ぎて笑えもしない失敗作の喜劇みたいです