こんにちは オバケ



読んで頂きありがとうございます
【後編】をお送りします


初めて会う遠い親戚に馴染まず
姉妹にほのかに憧れを持っていた私は
大人びた中高生の話をそっと聞いたり
ほんの少し会話に入れるのが唯一の
山寺での楽しい時間であり
それ以外は外に出る事もせず何も無い
ただただガランとした板張りの床の上で
所在なくしておりました じ


©️すしぱく

すると、そんな憧れの年上女子が皆に
「肝試しをしよう!」と誘ってきました
私は声を掛けられたのが嬉しくて
すぐさま参加組に加わりました


ぱくたそ©️Kazuki Hiro 



それ程遅くない時間だった筈ですが
(大人が誰も反対しませんでしたから)
外灯など無い山の中は町育ちの私には
深夜と感じられる程の暗闇
ましてや山道を通って行く目的地は
目と鼻の先の近距離とは言え木々に
囲まれた誰もいない墓地(寺ですから
お墓はボチボチあるヾ(・ω・`)ココでダジャレ!コラ
肝試しに充分過ぎる設定です
嫌われたくない一心で
気が遠くなりそうな位怖いのに
黙って必死で順番待ちしていました
そして…





ギャーッ!
演出効果です↑©️Kazuki Hiro モデル:緋真煉




懐中電灯の灯り頼りに行くには
怖すぎたのでしょう
トップバッターがべそをかき
途中で引き返して来て他の子達と
ケンカになりました
行きたい子だけ行けば良いのに
〈嘘つき、ルールを守れ!〉的な
子供らしい攻撃が始まってしまい
とうとう大人が仲裁に入り
結局 中止になりました


©️Kazuki Hiro モデル:さとう ゆり


私がホッとしたのは間違いありません
が、思い返してみると皆 
怖かったのだと思います
闇夜って何か起きそうに感じますよね
今では足元が見えずアブナイと思う
だけで人の方が怖い派になりました(*´ω`*)


©️すしぱく

子供の頃の懐かしい
夏休みの思い出ですね
日本では季節外れとなりましたが
時節柄 皆様も洋風肝試しと言うか
ハロウィンお楽しみ下さいね skallハロウィーン欧米か