旧約聖書『モーセの十戒』の後半部分

6.殺してはならない。

7.姦淫してはならない。

8.盗んではならない。

9.隣人について偽りの証言をしてはならない。

10.隣人の家を欲してはならない。


『ヨーガスートラ』のヤマ(禁戒)

アヒムサ(不殺生・非暴力)

サティヤ(不妄語)

アステヤ(不偸盗)

ブラフマチャリヤ(不婬)

アパリグラハ(不貪)


『ジャイナ教の五戒』(マハーヴラタ)

アヒンサー(不殺生・非暴力)

サティヤ(不妄語)

アステヤ(不偸盗)

ブラフマーチャーリヤ(不婬)

アパリグラハ(無所有)


『仏教の五戒』

①不殺生戒[ふせっしょうかい]

(生き物を殺すことを禁ず)

②不偸盗戒[ふちゅうとうかい]

(他人の物を盗むことを禁ず)

③不邪婬戒[ふじゃいんかい]

(自分の妻・夫以外との淫を禁ず)

④不妄語戒[ふもうごかい]

(うそをつくことを禁ず)

⑤不飲酒戒[ふおんじゅかい]

(酒を飲むことを禁ず)




内容が似すぎていて驚く。

人がやってはいけないと考える内容は世界共通なのか?

それとも何かつながりがあるのだろうか?

謎は深まり、興味は尽きない。


 

 


 

 


一神教の宗教の多くは

「神は全知全能」だと言う。

神が全知全能なら、

なぜ戦争がなくならないのだろうか?

仏教は

「この世は苦」だと言う。

なぜこの世は苦しみで満ちているのだろうか?


あなたの宗教はこの疑問に解答できるでしょうか?


世界の宗教の聖典や経典を読んでみると、

「神を信じれば」とか「悟る」事ができればとかで、ふわっとしている印象。


唯一、納得できる内容だったのは

ラーマクリシュナ師の教え。

ラーマクリシュナ師自身はヒンドゥー教の聖者でありながら、

「すべての宗教は正しい」とはっきり言っている。

多神教も一神教もどちらも正しいし、

偶像崇拝の宗教も偶像崇拝を認めない宗教もどちらも正しいと。

矛盾する事なので、普通なら理解に苦しむかもしれないが、

ヴェーダーンタ学派やウパニシャッド経典はこれをうまく説明している。

複数の人格神は人々が礼拝しやすいように顕現された姿であって、姿形が見えないイーシュヴァラ(宇宙の法則)こそが本質なのだと。

一神教の場合は姿形が見えない宇宙創造の唯一神を信仰しているが天使や精霊が人々に見える姿であらわれたりする。

宗教同士の争いは絶えないが冷静に考えれば似ている事は多くある。

日本の場合は、すべてに神が宿るという神道の考えがあるため、ヴェーダーンタの考えは受け入れやすいかもしれない。


話を戻そう。

神は全知全能か?

世界を創造したのだから、

全知全能であっても不思議ではない。

では

なぜこの世は苦しみがあふれていて、

戦争がなくならないのか?


ラーマクリシュナ師は答えを下さる。

「世界は神の遊戯」だと。

ヴェーダーンタには

ブラフマンとアートマンは同じという考えがあり、仏教では梵我一如と呼ぶ。

ブラフマンは宇宙の法則、自然の法則だが、

哲学に慣れていない人なら、

「宇宙そのものが神」と考えればわかりやすいと思う。

アートマンは自己の本質で観るだけの存在だが、哲学に慣れていない人なら、

「本当の自分」あるいは

「魂」みたいな意識よりもっと奥にある存在をイメージすればわかりやすいだろうか?

つまり

私達は宇宙の一部であり同じ存在。

しかし、そういうと

「俺様が神だ」とか言いだす人が必ずいる。

そうではなく、海がブラフマンなら波がアートマン。波は海の一部だけど水と言う同じ物でできている。

宇宙と人間が同じ元素でできている事は科学的にもはっきりしている。

つまり

「世界は神の遊戯」とは

もともと宇宙は安定していて何もなかった。

でも意識はあったのかもしれない。

色々経験してみたいと宇宙=神は思ったかもしれない。だから世界を作った。我々の中に神が入って経験するために。

例えれば、

仮想現実世界でゲームをしているようなもの。

我々の体はアバターだ。

戦争がなくならない理由、世界が苦しみに満ちている理由はただ一つ「経験するため」

世界はあなたが活躍して経験するための舞台。ヒーローが活躍するためには悪役も必要だ。

あなたが活躍するために経験するために世界は存在している。



 

 





「スプタタダーサナと背浮きのコツ」

私はキッズヨガインストラクターの国際資格であるヨガアライアンスの「RCYT」保有者であるもののコロナ禍になってからはキッズヨガのレッスンはあまりしていません。理由はペアワークやグループワークで接触する機会が増えるため感染対策が難しいためです。

その代わり、普段働いているスポーツセンターでは子供達の水泳コーチもしているので、水泳の練習にヨガの身体の使い方を応用しています。

水泳の基礎練習に「背浮き」という仰向けで浮かぶ練習があります。結構難しいのでなかなか合格できない生徒が多く、保護者から苦情を受ける事もありますが、だからと言って、できない生徒を忖度して合格させる事は私は絶対にしません。

万一、海や川で流された時、助かるか助からないか生死を分ける技術でもあるからです。仰向けで浮かぶ背浮きは呼吸しながら救助を待てる唯一の姿勢であり、つかまるところが何もない水面では命が助かる唯一の方法なのです。もしあなたが子供を水泳教室に通わせているなら、コーチに対して早く合格させて下さい、とは絶対に言わない事が子供のためと思って欲しいです。

実はコーチにしてみれば合格させたほうが合格証渡すだけなので仕事は楽なのです。不合格にすると生徒にも保護者にもうらまれるうえ、どこをなおすべきか細かく教えなければならないので、かなり大変になります。だからコーチだって合格させたいし、合格して生徒が喜ぶ顔がみたいですし、不合格にしたいコーチなんていません。不合格にする事は生徒を命の危険から守るための本当の愛情なのです。

話がだいぶそれましたが、「背浮き」のコツは「脱力」と「姿勢」です。「脱力」ができない場合はプラーナヤーマを応用する方法もありますが、今回は「姿勢」に注目して、「スプタタダーサナ」(ヨガ知らない方のために説明すると、仰向けで寝た気をつけの姿勢)と「背浮き」のコツをお話しします。

「背浮き」は水面で「スプタタダーサナ」をするようなものです。

1つ目のコツは「脱力するけど姿勢を保つ筋力は使う」です。解剖学的に言うと脊柱起立筋を使って脊柱軸伸展する、簡単に言うと「身体をまっすぐにする」ための筋力は使うけれど、それ以外は力を抜く、ですね。浮かべない生徒のほとんどはお腹や背中に力が入っていて、水が怖い生徒ほど顕著です。

2つ目のコツは「頭を真後ろに引く」事です。脱力ができても、後ろを見すぎてアゴが上がっていると身体が反り返って下半身が沈むので身体がまっすぐになりません。そこで「アゴを引いて」と言うと今度はおヘソを見るようにうつむくので今度はお腹に力が入って沈みます。そうではなく「頭を真後ろに向かって引く」(プールの底に向かって頭を下げる感じ)にすると、テコの原理で下半身が浮かびやすくなります。

これ実は「スプタタダーサナ」と同じで、スプタタダーサナで後頭部で軽く床を押すようにするとストレートネックの予防にもなります。ストレートネックは頭が前方に飛び出した状態になるため頸椎症や肩こりの原因にもなりますが、スプタタダーサナで正常な位置を身体に習慣づけることができるのです。

日本人はアゴを引いてと言うとうつむくので、「頭を真後ろに引く」と言う意識が必要ですね。


〈筋トレマシンとヨガを比較してみた〉
マシンの筋トレはヨガで代用できるのか?主に鍛える筋肉から似た効果が期待出来そうなヨガポーズを選んでみた。ヨガ=ストレッチとのイメージがあるが、はたしてヨガ=筋トレにもなりえるのだろうか?


私の本職はヨガインストラクターです!と言い切りたいところだけれど、世の中そんなに甘くはなくヨガだけではとても生活できません。現在はマシンジムでも働いているのでフィットネスインストラクターもしくはスポーツインストラクターに該当するのかもしれませんね。ジムでは主にマシンを使って筋トレしますが、私の専門はヨガなので、頭の中はほぼヨガ思考になっており、筋トレマシンと同じ効果をヨガで出せないだろうか?と考えたわけです。
もちろん、筋トレマシンは負荷が調整できるので筋トレ効果だけで比較したら自重トレーニングに近いヨガでは勝ち目はないかもしれません。ただヨガはどこでもできるし、自分の身体さえあればできるメリットがあります。
ヨガ=ストレッチといった印象がありますが、やり方によってはヨガ=筋トレにもなるのでは?と考えてみました。
マシン負荷の代わりに何を使うかと言うと、
ヨガ八支則の1つでもあるダーラナー(集中)です。本来は瞑想に入る秘訣ですが、ヨガのポーズを取りながら対象の筋肉に意識を集中すると、その筋肉に集中的に力を集めることができ、筋トレマシンで負荷(重さ)を上げた時と似た感覚を得られる事に気がつきました。筋トレマシンでも使っている筋肉を意識するかしないかで効果に違いが出ますが、それをヨガのポーズで行うような感じです。
以下に筋トレとそれに該当するであろうと思われるヨガポーズを列挙してみました。
筋トレもヨガも両方やっている方いらしたら、ぜひ試しに比較してみて下さい。
そして、もし、それ違くない?と言うご意見あれば、ぜひコメントして下さいね。



〈記載順〉

#筋トレ
#筋肉
#ヨガポーズ



#筋トレマシン
系統

#ショルダープレス
#三角筋
#上腕三頭筋
ダウンドック
ウールドヴァダニュラーサナ
ウールドヴァヴリクシャーサナ
ピンチャマユラーサナ



#トライセプスプレス
#上腕三頭筋
#トーラーサナ
#ウトゥプルティヒ



#ペクトラルフライ
#大胸筋
#ガルダーサナ



#リアデルトイド
#菱形筋
#シャラバーサナ
#ゴムカーサナ



#チェストプレス
#大胸筋
#プランク
#クンバカアーサナ


#ラットプルダウン
#広背筋
#チャトランガダンダーサナ
#シャラバーサナ


#シーテッドロー
#シーテッドローイング
#広背筋
#菱形筋
#マツヤーサナ
#シャラバーサナ



#レッグプレス
#下半身全体
#ウトゥカターサナ
#イスのポーズ


#レッグエクステンション
#大腿四頭筋
#ダンダーサナ
#アップドック
#パタングシュターサナ


#レッグカール
#ハムストリングス
#ウールドヴァダニュラーサナ
#セツバンダアーサナ
#橋のポーズ



#ヒップアダクター
#アダクション
#内転筋
#ガルダーサナ



ヒップアブダクター、アブダクション
中殿筋、大腿筋膜張筋
#トリコナーサナ
#三角のポーズ
#ヴィラバドラーサナ2
#戦士のポーズ



#アブクランチ、アブドミナルカール
#腹直筋
#キャット&カウ



#トーソーローテーション
#外腹斜筋
#パリヴリッタトリコナーサナ







#フリーウェイト
系統


#バックエクステンション
#脊柱起立筋、広背筋
#シャラバーサナ
#ベイビーコブラ
#アルダウッタナーサナ


#アブドミナルベンチ
#レッグレイズ
#腹直筋
#ウールドヴァプラザリータパダーサナ


#デットリフト
#脊柱起立筋
#アルダウッタナーサナ


#スクワット
#下肢全体
#ウトゥカターサナ
#イスのポーズ


#ワイドスタンススクワット
#下肢全体
#ウトゥカタコナーサナ
#女神のポーズ

 

 

ヨガ哲学の本なら密山礼巳さんの「読むヨガ」が超オススメです!ヨーガスートラのヤマ(禁戒)ニヤマ(勧戒)だけにしぼって現代人向けのわかりやすい表現になっています。

著者の密山礼巳さんは「持続可能な恋ですか?」のヨガ監修者でもあり、実はこの本、ヨガインストラクター役で主演されている上野樹里さんがスタジオレッスンでインストラクションしながらヨガ哲学を語っているシーンの元ネタとも言えます。(ヨガ界で今話題のドラマ「持続可能な恋ですか?」は火曜夜22時からTBS系で放送されています。地方によって違うのかな?)

ヨガ哲学を知らない一般の方にもわかりやい内容なのでオススメです。

キンドルなら一部サンプルが見れますし、アマゾンの購入者評価は☆5個で最高評価ですよ。


この本のなかで私が1番好きなのは、

「ブラフマチャリア」(禁欲)に関する解説を

「不誠実な態度を取らない」と説明している事。

ブラフマチャリアはもともと禁欲とくに性欲の禁欲を指していましたが、ヨーガスートラが成立した時代にヨガをしていたのはほぼ男性であり、修行のさまたげにならないために女性を遠ざけるためのものでした。ヨーガスートラを編纂したパタンジャリ先生は仏教やジャイナ教も研究していたとされ、ヨーガスートラの禁戒はジャイナ教のものとほぼ同一です。仏教の五戒ともだいたい同じですが、仏教は不貪(アパリグラハ)が抜けて禁酒が代わりに入っている点が異なります。

ブラフマチャリアは性的について語っているため、最近の解説書ではあえて別の解釈に変えてしまっていたり、遠まわしな表現にする事で意味がよく分からなくなってしまっているものも少なくありません。ヨガスクールでも直接的な表現で教えているところはあまりないように感じます。

しかし、男性より女性がヨガする事が主流になった現代だからこそ、ブラフマチャリアの教えは絶対必要だと私は思います。

特に女性のヨガインストラクターさんは自分を守る為にも知っておくべきです。

「誰にでも優しい」

「誰にでも親身に接する」

「いつも笑顔」

「初対面でもボディタッチする」

これなんだかわかります?

ヨガインストラクターに求められる条件?

実は「ストーカー」されやすい人の特徴です。

ストーカーされやすい人の特徴はネットで検索すればたくさん出てきますが、恐ろしいくらい、ヨガインストラクターに求められる条件と一致します。

私のヨガスクールの先生もヨガインストラクターなら私生活も芸能人のつもりで振る舞うように心がけよ、とおっしゃっていました。

ヨガインストラクターとして成功するほどストーカー被害の危険についても理解しておく必要があると思います。

密山礼巳さんは「読むヨガ」でのブラフマチャリアの解説を「不誠実な態度を取らない」とし、「胸を強調しすぎるヨガウェアは着ない」などを具体例としてあげています。

まさにこの考え方は現代のヨガインストラクターに絶対に必要な教え、だと私は思います。

もちろん、正確な姿勢を見せるために、ピッタリとしたヨガウェアは必要かもしれませんが、必要以上にセクシーすぎるのはブラフマチャリアに反していないでしょうか?

あるいは、既婚者なのにそれを隠したり、女性の魅力を最大限に強調して集客したりする事はブラフマチャリアに反していないでしょうか?

特に女性のヨガインストラクターさんは自分の身を守るためにも、今一度、「ブラフマチャリア」=「不誠実な態度を取らない」について考えてみてはいかがでしょうか?

いや、女性だけでなく、上半身裸でムキムキ筋肉自慢してる男性インストラクターも他人事ではないのかも。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


TBS系にて火曜夜に放送されている「持続可能な恋ですか?」は上野樹里さんがヨガインストラクター役で主演されているドラマだがヨガインストラクターなら絶対録画して見るべきだと思う。ヨガインストラクターとして学ぶべきことが随所にみられるからだ。

1.ヨーガスートラの教えが学べる
時々スタジオでのレッスン風景が出てくるがその時にレッスンしながらヨーガスートラの教えを伝えている。
ドラマで表現されるためか、現代人の生活感に直結していてとてもわかりやすい。
難しいヨガの哲学書を読むよりもずっと理解しやすい。
ヨガはフィットネスとしか思われていないスタジオやスポーツクラブが多数派の中、ヨガ哲学をスタジオで教えるシーンがあるのは本当に素晴らしい。
脚本家さんや制作スタッフの方々を称賛したい。

2.ヨガスタジオ経営や起業方法、マーケティングが学べる
主人公はヨガスタジオ設立が夢で起業家セミナーに通っている為、将来、ヨガスタジオを設立したい人やフリーで独立したい人にはとても勉強になる。また、ゆりやんレトリィバァさんがカリスマインストラクターとしてSNSで大成功している設定もあり、マーケティングの大切さも実感させられる。

3.解剖学についても少し学べる
主人公の父親が通う整形外科の先生(井川遥さん)は「骨フェチ」の設定で筋骨格についても少し学べる

4.チラッと出てくるヨガ関連品のクオリティが高い
ドラマに出てくるヨガウェアもヨガインストラクターなら質が高い事に気づくと思うが、実はチラッ出てくる物にも目を光らせたい。
前回の放送では何気なく部屋に置いてあった本がヨガ界では有名な中村尚人先生の最新刊「効かせるヨガの教科書」だったのだ。前回見た方は気がついたかな?

5.現代社会の複雑な人間関係に気づく
主人公はヨガスタジオ設立の夢が最優先のため、恋愛はしたくても結婚はしたくない女性。気になる男性はシングルファーザーだが元妻とは同じマンションに住んでいるという現代社会ならではの実際にありそうな設定だ。複雑な家庭事情同士でどう向き合っていくべきなのか?ヨガ哲学で答えは出せるのか?とても考えさせられる。
前回の放送では磯村勇斗さんのセリフが心に刺さった。「近づいたら言いたくない事も言ってしまうし、きっと喧嘩になってしまう。今の距離感がちょうど良い、それなら優しくいられるから」
人との距離感って本当に難しい。




様々な面から見てもヨガインストラクターにとっては共感と学びしかない貴重なドラマと言える。
ヨガインストラクターの方には、このドラマをぜひオススメしたい。

実は私、ヨガばかりやっていて、ほとんどドラマは見ない派だったのだが、今回は久々にハマった。
ドラマなんてただの娯楽と思っていたが、質の良いドラマは学びの宝庫だ。

筋トレと低糖質ダイエットをしていたのだが筋肉ついた分、体重が増えてしまった。身体が引き締まったのならまあいいのだが、内臓脂肪が減らないのが気に入らない。医者が言うには3食食べろと言うのだが、どうも体質に合わない。アーユルヴェーダではカパは朝食は抜いたほうが良く、ピッタは昼食をたくさん食べると良いらしいが、ピッタカパの私も朝食抜きで昼食たくさん食べるほうが体調が良いし、朝食食べないほうが内臓脂肪も増えない。なのになぜ朝食食べるのかと言うと健康診断とかで医者に朝食は必ず食べろと言われるからだ。日本人は江戸時代になるまで一日二食だったらしいし、海外の研究でも最近では軽めのファスティングは有効とされてきている。一日三食食べなきゃいけないなんて何年前のエビデンスなんだ?

話しがそれたが、最近気になっているのが痩せ菌ダイエットである。大食いタレントでも最近はギャル曽根さんやもえあずさん等、大食いなのに太らない人が目につく。私の身近にも全く運動してないのに全然太らない人がたくさんいる。そんな人達を見ていると痩せるための努力っていったいなんなんだ、とバカらしくなってくる。結局DNAとか遺伝とかで決まっていて努力しても無駄なのか?とさえ思えてしまう。そんな太らない大食いタレントは痩せ菌が腸内に多いと言う。痩せ菌が多いと短鎖脂肪酸が増えて脂肪が燃焼しやすくなったり脂肪が取り込まれにくくなったりするらしい。どうすればいいかといえば、食物繊維や発酵食品を取っていわゆる善玉菌的な腸内細菌を活性化すればいいようだ。低糖質ダイエットでは避けたほうが良いとされる芋類や根菜類、バナナ等の果物、乳酸菌飲料等も取り入れたほうが良い事になる。朝バナナダイエットが昔流行ったけれど、腸内細菌を活性化するならヨーグルトと同じように、夜食べたほうが、寝ている間に腸内細菌が活性化する事になる。低糖質ダイエットなら夜に果物取るなんてナンセンスだが、今回はあえて試してみようと思う。

ヨガの世界と言うか、ヴェーダでは消化力をアグニ神として崇め、食物を食べる事はアグニ神への供物とされる。

痩せ菌ダイエットは言ってみれば腸内細菌へ食物繊維や発酵食品を供物として捧げているようなものだ。例えば一部のオリゴ糖は人間にとっては全くエネルギーにならない。だからこそダイエットに重宝されるのであるが腸内細菌にとってはご馳走であり、まさに腸内細菌様への捧げ物である。

これからは、食物繊維が豊富な食物や発酵食品は消化力の神であるアグニ神への捧げ物と思って食べるようにしたい。


真実の自己とは?プルシャとアスミター

「真実の自己」と我想(エゴ)の違い

理解できてますか?


ヨガジャーナル最新刊が発売される。

私は定期購読しているので今日届いた。

私のお気に入りは「漫画で読むヨガ哲学」だ。

たいてい私が悩んだり興味があって調べている事がテーマになっている事が多い 。不思議な偶然だ。

今回のテーマは

「承認欲求とエゴについて」だが

ヨーガスートラ第二章6節にある

アスミター(我想)とプルシャ(見る者)について解説されていてとても分かりやすい。


たいていの人間が、自分だと思っている自我は思い込みであり、ヨガ哲学で言う真実の自己ではない。

真実の自己は観察者(見る者)であってただ観察するだけだ。

自我は存在する身体によって思い込みでできている。心や感覚ですら脳が作り上げた電気信号でしかない。ずっと変わらないと思っても必ず変化している。仏教で言うところの諸行無常だ。

真実の自己はアートマンでありプルシャ(見る者)でもある。アートマンとプルシャはインド哲学の別流派の概念だが、ヨガ哲学初心者にとってみれば分かりにくいので、アートマン(真実の自己)とプルシャ(観察者)はほぼ同じ、ブラフマンとプラクリティも宇宙に存在するすべての物質の事でだいたい同じ概念と考えたほうが理解しやすいかもしれない。

また、SNSで「いいね」をたくさん欲しいとかの承認欲求についても書かれている。私がこの記事を投稿している時点で私も承認欲求に囚われた「かまってちゃん」なのかもしれないが、承認欲求について詳しく知りたい方は「マズローの欲求段階説」を調べてみる事をオススメします。


 

 

 

「チャンスのドアにはドアノブがない」


お正月と言えば「百人一首」や「かるた」ですよね!

映画化もされた「ちはやふる」

私が以前に働いていた事もある「府中市」を舞台とした「競技かるた」のお話です。

そのなかでも特に感銘を受けた

深作先生の名言を紹介したいと思います。



たいていのチャンスのドアにはノブがない

自分からは開けられない

だれかが開けてくれたときに

迷わず飛び込んでいけるかどうか

そこで力を出せるかどうか



実際にフリーランスとして働いていると、この言葉とても実感します。

どんなにアピールしてもどんなに頑張ってもダメなときはダメ。逆に思ってもいないところからチャンスがもらえたりする。そんな時にためらったり、準備ができていないと、せっかくのチャンスを逃す事になる。

どんなに頑張ってもうまく行かない時は準備期間なのだ、と、この名言を知ってからは思うようになりました。 

 


バガヴァットギーターの世界は別のバガヴァットギーター翻訳本を読んでよく分からかなかった人におすすめです。時代背景や哲学的な解説がわかりやすい。
ヨガの資格とる人はバガヴァットギーターとヨーガスートラを勉強することが多いと思うけど、一般人が目指すべきはバガヴァットギーターなんだよね。ヨーガスートラは出家者のように悟りを目指す人向け。アシュタンガヨガやる人はヨーガスートラの八支則がベースだからヨーガスートラを目指すべきだけど、普通にヨガしてる人が目指すのはカルマヨガ。つまり、行いのヨガであって、簡単に言えば、仕事がんばって幸せになりましょうのヨガです。そのためにはバガヴァットギーターの主旨を理解する必要があるけれど、たいていのヨガスクールではサンスクリット語の翻訳だけ教えて、後は自分で考えよう、が多いよね?確かに自分で考えたほうが自分の為だけど、私は理解するのに30年かかったよ。教える先生も理解してるのかな?バガヴァットギーターではクリシュナがアルジュナに戦争で敵を倒せ、とすすめるけど、ヨーガスートラでは非暴力、不殺生を言っていて、暴力だめなのに何で戦争すすめるの?ってたいていみんな悩む。その答え、ヨガの先生教えてくれました?もしかして今も悩んでる?バガヴァットギーターが言わんとしていることは、現代で言えば、ちゃんと仕事しなさい!と言うこと。アルジュナの仕事は戦士、今で言えば軍人です。軍人が仕事しなかったらどうなる?守るべき一般人まで皆んな殺されてしまうでしょ。軍人は軍人の仕事を、あなたはあなたの仕事をしなさい、と言うことをバガヴァットギーターは言っていて、仕事しながらでも悟りを目指す方法を示してくれているのがバガヴァットギーター。つまりカルマヨガ。逆に考えてみよう、なぜ悟りたいか?幸せになりたいからでしょ?じゃあ幸せを目指せばいい。嫌なこともたくさんあるだって?そうそのとおり!人生は幸福と苦しみでできている。苦しみも幸せと同じ、と言うことが分かれば、あなたも悟りに一歩近づいた。例えば恋愛、一緒にいられるときはすごく幸せでも、離れたらすごく苦しい。仏教では愛別離苦と言うけれど、幸せと苦しみは表裏一体。じゃあ、病気や災害はどうなの?苦しいだけじゃん!って思うでしょ?病気で入院したり災害で避難したりした人の多くは助けてくれた人に感謝したり、普段の何気ない普通の幸せに気付けたはず。普段忘れがちな、今ここにある幸せに気がつくきっかけをくれるんだ。また、何か目標に向かって努力している人は苦難を乗り越えてこそ成功があることを知っている。幸せと苦しみは表裏一体、が理解できれば、人生毎日が幸せになる!と理屈は言えるけど、体感するのは簡単じゃない。日々精進。