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塩竃

私が青年だった頃、新入社員研修で仙台営業所へ行くことになった。約1ヶ月半の間、先輩社員のアパートに居候したのだが、記憶が正しければ彼も東京出身で仙台は3年目だったと思う。偶の休日には品川ナンバーのカローラで観光に連れ出してくれた。初めて出かけたのは松島で、その道すがら塩釜港に立ち寄ったのだが、千葉や湘南の小さな港とは異なる強烈な潮と魚の臭いだった記憶がある。塩竃の想い出はそれくらいしかない。

日本酒「浦霞(うらかすみ)」は塩竈市に酒蔵がある。このところ、日本酒特集の雑誌でも取り上げられるのは「純米吟醸 浦霞禅」だが、今回買い求めたのは「花は咲く(純米吟醸)」で、蔵の華という原料米を使用している。浦霞禅よりは軽やかな酒ではあるが、こちらも美味い。製造年月日は2013年11月8日とある。


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神泉

神泉へ。旧山手通りでタクシーを降りる。押上のワインバーが先月末にオープンした新店は探すまでもなく、信号横の”ワインアパートメント”の看板が目に入った。近づくとそこは賃貸マンションのエントランスで、店の入口は渋谷道玄坂上に続く通り側にあった。その日は我々が最初の客で、カウンターに陣取り白ワインから始める。押上に比べれば箱は小さいが、階段上には14席のスペースがあるそうで、吹き抜けなので個室感は無いが気の置けない集まりには良さそうである。時間が経つにつれ店は満席になった。この時期でもあり予約がお薦めだ。それでも店の隣には系列の違う角打ちワインバーがあり、混んでいる時にはそちらを案内するそうだ。

さて、ワインアパートメントだが、ワイン愛好家のための賃貸マンションで、45㎡のワンルームが月額25万円前後からだそうだ。入居者専用の地下ワインカーヴ(有料)、プライベートソムリエサービス、全戸にワインセラー完備、更にペット可とある。渋谷駅からは少々あるが、神泉駅からは5分程度ではないだろうか。贅沢な話ではある。

酔いがまわった帰路、渋谷道玄坂上に向かう通りは久しぶりで、寿司の名店「秋月」や、すき焼きの「松木家」も変わらず健在であった。

勤労感謝

勤労感謝の日、休日にジャズを聴きながらいつもの店で髪を切る。店の前の公園の木々は黄色や赤く色付き、高台から川向うのスカイツリーをカメラで狙う御仁もちらほら。穏やかな秋の一日である。

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