朝5時(冬期は6時)から忌火屋殿にて
忌火(いみび)をおこします
清浄な火という意味です
マッチやライターで点火するのではなく、
古式に則り、御火鑚具(みひきりぐ)を使います
これはヒノキの板に
ヤマビワの木の心棒を回転させて発火させるというものです
この忌火を使って、
お米をふかして飯(いい)にして
土器に盛ってたてまつるのです
たてまつる神饌(しんせん)は
御飯(おんいい)三盛、御塩,御水、清酒三献、
乾鰹、鯛、海藻、野菜、果物
御米は、神宮神田で、
野菜と果物は、神宮御園でなど
全てが決められたところで自給自足をされているのです
御供えをしてから
禰宜が祝詞を奏上されるのですが、
内容は、外宮さんのご鎮座の由来に始まり、
皇室の安泰と国の平安を祈られます
毎回毎回、同じように神饌と祈りが奉げられます
準備を含めて毎日4時間がかけられています
これが1500年続けられていると思うと
感動とともに、感謝の気持ちでいっぱいになります
このことは、日本人として知って欲しいです
残念ながら、おまつりを近くで見させていただくことはできませんが、
朝は8時(冬季は9時)、夕は16時(冬季は15時)ですので、
その時間帯に参道から奉拝されてはいかがでしょう