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*シャンタンさんの日記よりコピー転載です。シャンタンさんにコピー転載のご了承は頂いてます♪







ひとりの男が新しいコンクリートの小道を敷設していた。

仕事を終えて彼が背を向けるやいなや、
子供たちの一団が走って来て、固まりかけの表面の至るところに足跡をつけた。

子供たちをののしる彼の声を聞きつけた近所の人が、彼をとがめた。

「ジョージ、君は子供が好きだったんじゃないのかい」

「確かに好きだよ」と彼は応じた。

「抽象的にはね。だが、具体的(イン・ザ・コンクリート)にじゃない」


人々を抽象的に愛するのはとても易しい。

本当の問題は、具体的な場合に生じる。

そして、覚えておきなさい。

あなたが人間・・具体的な、本物の、人間・・を愛さない限り、
樹や鳥へのあなたの愛はすべて偽物だ。

ただの戯言だ。


もし人間を愛せたら、その時にだけ、
鳥や樹や山をも愛することのできるポイントが、あなたの意識に生じる。

しかし、それは後になってからのことだ。

もし、すぐ間近にある現実(リアリティ)を見通すことができなければ、
どうしてそんなに遠くの現実を見通すことができるだろう?

どうして岩と親しむことができるだろう?

そこには共通の言語は存在しない。

あなたが岩にならなくてはならないか、
あるいは、岩が人間にならなくてはならないかのどちらかだ。

さもなければ、その距離は莫大で、橋を渡すことはできない。


まず、人々と橋をかけなさい。

そして、私は樹を愛することが可能だということを知っている。

しかしそれは、あなたが人間を非常に深く、余すところなく
完全に愛して、人間の中に樹を見つけたとき・・そのときだけだ。

人間の中に動物たちを見つけた・・

そのときだけ、人間の中に鳥を見つけた・・そのときだけだ。

なぜなら、人間はこれらすべてのものだったことがあるからだ。

人間はまだ、その痕跡を自分の無意識の中に、あるいは集合無意識の中にたずさえている。

あなたは、かつて樹や鳥や動物や岩だったことがある。

あなたはあらゆるものだったことがある。

あなたは何百万ものものだったことがある。

そして、それらすべての経験はまだあなたの内側にある。

外側の樹と繋がる唯一の方法は、人間の内部にある樹と繋がることだ。


人間と恋に落ちなさい。

危険を冒しなさい。

勇敢でありなさい。


愛の痛みとエクスタシーを経験しなさい。

人間の中に深く入ってゆきなさい。

するとすぐに、あなたは、ただの人間に
過ぎない人間などひとりもいないことに気づくだろう。

人間は、人間プラス全存在だ。

なぜなら、人間は進化の究極だからだ。

人間が過去においてそうであったものすべてが、何層にもわたってまだそこにある。


時々、そのことを女性の中に感じたことはないかね?

・・彼女は猫だ、と。

女性の目を覗き込んで突然、内側にいる猫を感じたことはないかね?

猫であることなしには、ひとりの女性といえども女性ではありえない。

さらに、あなたは雌犬も見い出すだろう。

そしてそのような事実は男性にもある・・あなたは狼を見つけるだろう。


存在するすべてのもの、人間はそれを経て進化してきた。

それはちょうど、あなたが子供から若者になったのと同じだ。

あなたは自分の子供の頃が完全に消え去ったと思うかね?

あなたは老人になったかもしれない・・

若さはあなたからまったく消え去ってしまったかね?

それはそこにある。

あなたは別な層を重ねたのだ。

ちょっと樹を切ってごらん。

すると、樹の中では層の上に層が重なっているのがわかる。

それが樹の年齢を判断する方法だ。

もしその樹が60歳であれば、そこには60の層がある。

1年ごとに樹は樹皮を落とし、新しい層が現れる。

岩を切れば、その岩には層がある。

人間の中に深く入っていったら、樹や岩のようにいくつもの層が見つかるだろう。

深くゆけばゆくほど、奇妙なことが起こっているのが分かるようになる。

女性と愛を交わしている間、もしあなたが全面的に自分自身を捨て去ることができたら、

あなたは動物と、樹と、岩と、存在そのものと愛を交わしていることになる。


一個人はそれぞれが小さな世界だ。

小宇宙(ミクロコスモス)はすべてを含んでいる。

それは全体を、大宇宙(マクロコスモス)を含んでいる。

しかし、あなたは人間を避けることはできない。

「私は人間ではなく、樹を愛する」とは言えない。


言うとしたら、あなたの樹は偽りだ。


あなたは彼らに正しく近づいていない。



まず、樹は人間の中で愛されなければならない。



まず、彼らは人間の中で見い出されなければならない。



そのときにのみ、あなたは彼らの言語を知ることになる。