みなさま、こんにちは。
(まだ日本に一時帰国中です)
父が2年前に亡くなる少し前まで総代をつとめさせて頂いていた歴史ある地元の神社に子供達とお散歩に行きました。
境内はあるCMに使われていたこともあり、趣ある感じです。
元天皇陛下もお若りし頃いらっしゃられたこともあるそうなのですが、歴史が好きな方や地元民しか訪れないような、駅からもなかなか遠い場所にあります。
だからこそ住宅地の中にあってもそこだけ時が止まったような場所。
神社の鳥居の周りは車通りが多いのもあり、また車幅もせまいので子供達と歩くには危ないのですが、参道に入ってから境内までは少し歩くので、比較的広い神社です。
秋のお祭りにはお店が並び、昔ながらのお囃子、舞なども披露されるステージも併設されています。
父が、お祭りの日に神社の裏手から奉納のためのお酒などを持っていっていた道は、昼間も薄暗くて狭くて車一台が通るのがやっと。
日が落ちてから車で届けに行っていたので、幼き頃はなんだか怖いなと車内から外を見ながら思っていました。
今回、子供たちとその神社に向かって歩いていた際、車が通らない道の方が安全なので、その裏道で行ってみようと思いました。
すると、神社の裏手が見えて来た時に、今まで気付かなかった池があり、小さな祠もあったので神社の関係の池だなと思いました。
何か説明が書いてあったので読むと、昔の民が田んぼの用水に使っていたり、雨乞いの儀式で使われていた湧水と言うことがわかりました。
水と龍は切っても切れない関係です。
神社に龍の彫刻などがあちこちにあるのは知っていましたし、父も龍にご縁があるからこそこの神社に関わらせていただくご縁があったのだと思っていました。
父が病院で亡くなった夜、遺体が自宅に戻ってきた深夜も急に大粒の雨が降りました。
そして、葬儀場に向かうために家から霊柩車に乗る混む時も一瞬パラパラと雨が降りました。
長年住んだ家、私たちにさようならと最後の挨拶まで雨で伝えてくれたのだね、と母と話しました。
話は戻り、神社の裏の池なのですが、まだ水はあったのですが水は淀み、枯葉で覆われていました。
あたりは怖い雰囲気で、昼間でも人が誰もいない暗い場所。
道から池までは高低差があり、投げ捨てられていたビールの缶を拾うこともできず、どうすることもできませんでした。
コロナ禍でお祭りも中止の年が続き、なんだかエネルギーの流れも以前とは違うような感覚でした。
ずっと来たかったこの神社。
いつもとは違う境内の裏の景色をみたときに、そこには歴史のある小さな祠と御神木、そして静かな森、獣道のようなものがあり、きっとその道が境内の裏からあの池につながるのだろうと思いました。
その道は、一般の人は入ることができなそうなので、少し回り道をして家に帰ろうとしました。
すると、神社のすぐそばで畑仕事していた方が何か話しかけて下さったようなので足を止めると、ぜひ無農薬の玉ねぎがあるのでどうぞ、と子供達にくれました。
こんなに子供さんたちがいて、立派だよ、と朗らかな笑顔で話してくださり、その方は父に似ているわけではないのですが、父のことを考えて歩いていたので涙が出そうになりました。
その方曰く、その畑は神社の土地なのですがその一部の土地をお借りして栽培しているとのこと。
ご利益満点な玉ねぎをいただき、お賽銭をしたばかりでしたがお野菜としてすぐにお賽銭以上の食べ物をいただいてしまいました。
純粋な心の子供達が神様にご挨拶すると、こんなにもご利益が早いのかとびっくりでした。
ありがたや🙏
お野菜の栽培者さんにも巡り巡ってなにか素敵なことが起きますように✨
実は、少し前に江ノ島に行って白龍さまにご挨拶に行こうと思っていたのですが、インスピレーションがきたのにすぐに動かず、余計なことをしてしまい、その日、その時間から行っても違うなと感じたので中止したことがありました。
その後、地方の市営の温泉施設に家族で夕方から出向き、体を清めた後日、この地元の神社に出向くことができ、今まで気付かなかったことがわかり、この池の雨乞いの儀式のことを考えていた時に、この池や土地、神様へのご挨拶と祈りのために今回はいつもとは違う道のりでこの神社にご挨拶に来させていただいたのだなと感じました。
この一時帰国したタイミングで、この神社ともつながりがある、私の産神様の小さな祠も改装されるそうで関係者がお金を集めてまわっていました。
実際に日本で祈る、手を合わせる、ご挨拶していると次々つながる事柄を大切に繋ぎ合わせ、答え合わせのように毎日生きています。
とはいえ、毎日ほとんど子供たちのお世話に追われて終わりです。
なんせ4人の授かり物、子供達と生きているので。
我が子たちはみんな、上手に参拝してくれます。
これからも、ママの大好きな場所で神様と繋がってお礼を言ってね、と伝えています。
だから、神社を通るたびに、あ!神様だ!とキラキラの笑顔でこちらをみてくれるたびに、子供こそ神様だなぁと思います。
そして、その笑顔を見ながら、父が微笑みながら佇む姿が浮かび、恋しくて、会いたくて、ついつい泣いてしまうのです。
父の血は私を通りこの子たちに受け継がれ、わたしは相変わらず水に縁があり、大切な日はいつも雨。
水のそばに住み、龍にまつわる場所に出向く。
これからも、ずーーっとそれは続くので、腹をくくって、そういうもんだと思っています。
ちなみに、母は凄まじく晴れ女。
衝突するのも納得の、全く違う性質の人間なので、ここまでくるとその違いが興味深いのです。
なぜ理解されず、理解できないのか。
でも、やっぱり母と娘。
繋がっているからその違いが面白いような展開に変わるときもあります。
長々書いてしまいましたが、ここ最近の出来事でした。
Juise