新しい季節がやってくるというのに。


どうして君は立ち止まる。


僕たちは これからだったんだ。


本当は これからだったんだ。


不安はたくさんあった。


不満も結構たまってた。



でも、好きあっていると思っていたんだ。


この間まで そう


笑っていただろう。



ただでさえ 顔を合わせることが少ないふたり。


君の微妙なココロの変化は


文字でしか 分からない。



だから


少し前と違っても


本当に 疲れていると思ってたし


前よりも小さなハートも


心の中では大きくとらえて いたんだよ。


今思えば 自分の都合の良いように。



だったら あの頃には もう


僕のメールも 負担だったね


確かに 思いのこもっていない


文字が並んでいたかもしれない


今思えば 全て 自分の都合の良いように


変換していたんだ。


気づきたく なかったんだ。



どうして もっと 早く


言ってくれなかったんだろう。


今思えば 僕はピエロのようだった


君の全てに 一喜一憂してさ。



どうして もっと 早く


言ってくれなかったんだろう。


すれ違いさえも 愛おしく思えてしまう前に。



今思えば 僕はピエロのようだった。


最後の温もりも 最後のキスも


言葉を発しない ふたりはウソだらけだった。



どうして もっと 早く


気付けなかったのだろう。



今思えば 僕はピエロのようだった。


だから 残酷で


だから もっと 悔しくて


だから もっと 愛おしくなる。




ペタしてね