恋愛詩:蕾蕾 この恋はきっと実らないなんて きっと私はダメだなんて、 誰が一体決めたの? もう、自ら ふくらんだこの恋の蕾を 摘み取るのはもうやめよう。 もう、温度をもったこの蕾を 握りつぶすのはもうやめよう。 傷つくのが怖いから? 自らその命を殺してしまうの? いっそのこと、花びらを開いて 美しく散るまで 見届けよう。 この目で。