星になった君へ。



君が目の前から消えて、

悲しいのは この手の中に君の温度を知っているから。

寂しいのは 君のやわらかさを知っているから。



君が存在していたっていう事実を

体中が知っているから。



星になった君へ。



君は消えてなくなったと思っていたけれど、

そうじゃなかったんだね。



生きる場所が変わっただけで、

絶対、必ず、また会える。



私もいつか、そっちへ行くから


そのときはしっぽを振って私を招いて。

そのときはしっぽを振って私を導いて。



星になった君へ。


そのときまで、

待っててね。