ボロボロのTシャツ

食べるときはいつも

片手がグーで。

お寿司にコーラを飲むような君。



ほんっと、変わらないんだから。。。



新しいCDを聞いて聞いてってすすめる。

いつも優しい君。



その大きな懐に

何年も泳がされていたのかもしれないね。



もしかしたら、ずっとずっと

試されていたのかもしれないね。



いつも、その日食べたいものが

同じだったような君。



この道もあの道も

一緒に走ったね。



君と通ったことの無い道なんて

この町にはない。



急ブレーキと同時に

私の肩をおさえる。



そんなクセもあの日のままで。

手が触れそうな位置なのに

それだけは変わってしまった。



君が変わらないと思えるのは

私が変わってしまったから。



君と会うといつも

わけも無く涙が出るのはなんでだろう。



戦う日々の中に

ふっと出会ったオアシスのような。

なのにこのオアシスは

蜃気楼のようで。