アメリカではなんでも返品できますピカチュウあせる

驚くくらいドンッ

Bed Bath Beyondで買ったクリスマスの飾りの色が、買った後にやっぱし気に入らなくて、「交換して」とせまってもなにもいわずに交換してくれますし。。。

私自身は返品という制度は使ったことは無いのですが、こちらの方はよく使われるそうですぺこ

スーパーマーケットなんぞ、Customer Serviceのとこには返品になった商品が山積みになってます。Returm Policyで、消費者に対してきびしめなことをやっている(生ものは返すなとか、Store Credit以外では返さないとか)店は、Yelpとかでぼこぼこにたたかれていたりしますし(逆恨みもいいところですが)

意外と、私は「考えてから買う」ので、不良品以外はアクションを起こしたことはありません。


昔と違って、イージーに現金で交換してくれるのはなくなりつつあるようですが(詐欺防止エルモ)、交換でもなく、ふつーに「これ、やっぱりいらない」という場合にはレシートがあれば現金、なくても、Store Creditで返してくれます目

詐欺防止のため、季節商品(水着やスキーウェア)やイベント商品(イブニングドレス、ビデオカメラなど)については、No Returnとか、Final Saleとか、レシートにばばんと押されることも多いですし。

イブニングドレスなんかめったにきないですから、タグを取らずに一晩着て、ちょっと汚れを払ってもっていっても新品みたいにおもえちゃいますからねぇ。。。

でも、ダメみたいピカチュウあせる

(補足)不良品はいつでも返品、交換可能です(たいてい後者だと思いますが)。こちらはProduct Liability法がしっかりしてますので、消費者の手元にきた時点で既に不良品であれば、その欠陥についてはその時点より前の商売人(製造元だけでなく仲買人や小売なども)が全員責任を負うことになります。とりあえず誰かが責任をとって被害者に賠償をして、その後本当の有責者に求償権をもつというシステム。というわけで、こちらはどの会社もこの手の保険に入ってます。色々と細かい分類を書くと長いので割愛えー

高級ブランド品はやはり詐欺が多いのか、基本的にはStore Creditか交換と聞いたことがあります。盗品を現金化しようとするよからぬ輩が多いのでしょうか。。。

しかし、どうしてこんなにアメリカって返品やら交換やらがゆるいのでしょうかねぇ。。。はてなマーク

先日、きらりピカチュウが、こちらのKate Spade New Yorkで購入した靴が壊れてしまいました。

正確には、飾りのボタンリボンがとれてしまいました叫び


かたっぽ取れて、地下鉄のホームの下にころころころころぉっところがっていってしまいましたダウン


→この靴ですサンダル
$グラ可愛系働きマン@東京~ニューヨーク-ezra


あ、と思ったのですが、MTAのポスターに、「落としたものが何であってもあなたの命ほど大事ではない(線路には何千ボルトもの電流が流れてるので危険です、何か落としたら警官か駅員まで)」みたいなことが書いてあったことを思い出し、断念。。。。


高価ではないものの、結構、気に入っていたので、修理しようとLeather Spaというお気に入りの靴修理屋さんにもっていったものの。。。。ガクリ


「やはりボタンがないとだめ。ボタンの代用品を探してもいいけれどデザインが変わるからお店に相談してみては。。。はてなマーク」といわれて途方にくれました。

→Leather Spa (高いですが腕はいいです。5th Aveのペニンシュラホテルの近く)
http://www.leatherspa.com/

まだ10回もはいていない靴なのですが、レシートなぞすぐに捨ててしまうタイプなので、当然レシートも無い。。。叫び

ダメもとでKate Spadeにいって、「ボタンをください」とお願いをしたところ。。。。ショック!

なんと、交換してくれる、とのことドキドキ
(靴がきれいなのに、飾りがかたっぽだけ落ちてしまっているので製品の欠陥だと思われた模様)

レシートはないにしても、私の名前が既にお店に登録されており、Store Purchase Historyがあるため、一瞬で確認されました。
 ※Kate Spade全店共通のシステムで顧客管理している模様。さすが、
アメリカアメリカ
!!

あっさり新品と交換してくれました
(承諾書みたいなものに、サインはしました)

そのとき言われたのですが、同じサイズが無かったら、同じようなもの(おそらく値段的に近いという意味かと)で交換をするといわれましたうさたん

現金とかStore Creditで戻ってくるわけではなさそう。

あっさり交換でうれしいのですが、ふと思いました。

この制度って、とてもではないですが、小さい企業はやってられないと思います

大企業とまではいかなくても、ある程度の規模の企業でないと、イージーな返品、交換制度を維持することはできません。

そうすると消費者は「気に入らなかったときのこと」を考えると、イージーな返品、交換ができるお店を選ぶでしょうし、そうではない店にはいかなくなるかもしれません

もちろん、大企業なんかは「万一」に備えて、保険も入っているだろうから、返品や交換がある程度の規模になってしまうのなら、邪推ですが、結構、保険でカバーされちゃうだろうし。
 ※さすがにトヨタのリコールなんかは全部カバーはしてないでしょうが。。。

もちろん、商品のコストにこれらの返品、交換コストにもいれているでしょうが、たぶんそれらのコストを計算していちいち製品へ加算しているのではなく、リスク管理の一環ということで、むしろ一元的に、保険でカバーしているかもしれません

誰にきけばわかるんだろうな、こういうの。。。ピカチュウあせる

一見、消費者保護のように見える制度ですが、実は、大企業と保険会社(そしてそれにぶら下がるLawyer)の保護の制度だったりと思えてなりません。。。泣