某レジャー施設のバス停でバスを待っていると、目の前に家族連れがいた。

30代前半とおぼしき夫婦と小さな女の子とベビーカーに乗った男の子の4人家族である。

どんなことがあったのか分からないが、妻は夫に向かって「サイテー」と言った。

夫は怒りもせず黙って聞いていた。

バスの中では夫が男の子を抱っこして、その前の席に妻と女の子が座った。

すぐに、男の子が泣き出した。

夫があやすが、男の子は言うことをきいてくれない。

男の子は前の席に行きたがっていた。

夫が妻に何か言ったのだろう。

妻は「可哀相なのはあんたの息子に生まれてきたことでしょッ!」と答えた。

夫はきっとこう頼んだのに違いない。

「可哀相だから抱っこしてやってよ」


お母さんに抱かれた男の子は安心したようにおとなしくなった。

赤ちゃんというのはお母さんになつくものなんだ。

お父さんは切ないです。