日本が一次予選で敗退したのでどこのチームを応援するということもなかったのだが、選手個人に対する興味はあった。ロナウジーニョの妙技や太りすぎと批判を受けたロナウドの動きとか楽しみにしていたし(といいながらブラジルの試合は日本戦以外に観ていない)、この大会で代表を引退するジダンの勇姿を見納めておきたくもあった。

マテラッツィに何を言われたか知らないけれど、普通に考えれば、決勝で、しかも自分の引退試合にレッドカードを食らうようなことをして何の得があるというのだろう。ちょっと考えれば馬鹿げた行為だと分かるはずだ。少なくとも試合が終わってから報復するとか考えてもよさそうなものである。


僕が何を言いたいかというと、普通の人はそう考えるし、愚か者と謗りを受けるのを避けようとするのだけど、そんな当たり前のことを無視して(当たり前のことが分からないくらいに頭に血がのぼっていただけなのだろうけど)、自分の思いのまま行動できることが羨ましいのでした。

世間一般の常識より、己の信念か感情か知らないが周りのことを気にしない態度は自分には取れません。そういう意味でジダンの愚行は、アンチヒーローのようでありながら僕にとっては純粋なヒーローなのです。


でも、そういう人っていき過ぎちゃうととても迷惑な存在であって、ときどき僕の職場にもそういう人がやってきます。ツライっすよ、相手するのは。