リアルなストーリー。
リアルドキュメンタリー映画の様な写真たち。

2010年、 LEXUS LFAで初めてニュル24hに行った時のあのクラッシュを思い出す。

僕の怠慢から引き起こしたクラッシュ…
クラッシュ現場からそのまま逃げて帰りたい心境でピットに戻ると、

成瀬さんから「身体は大丈夫ですか?すいませんでした。貴方がクラッシュする様なクルマをつくったこちらが悪い。もっといいクルマをつくります」

ボスから「身体は大丈夫ですか?ありがとう!貴方がクラッシュしても誰も文句は言いません。このクルマをなおす事で、また我々の仲間たちが育ちます。だから寿一にありがとう」

戦いの世界に身を置き、その不安から、自分のスピードを盾に、戦う事だけで自分の存在意義を示してきた僕が、お二人から頂いた有難いお言葉と "GAZOO" な空気に包まれ、自分やない誰かの笑顔の為に走り行動できるきっかけとなったあのクラッシュ。

あの時、僕は真の意味でGAZOOを理解したのかもしれません。

決勝までにクルマをなおして、我々を優勝に導いてくれたGAZOOの仲間たちに感謝した2010年のニュルブルクリンク24時間耐久レースでした。

あの日も、我々のリアルストーリーを伝えてくれたのは、三橋仁明カメラマンの写真たちでしたね。