もう25年くらい前、京都から鈴鹿サーキットに向かう車中、

 
 
追い越し車線を走る僕に助手席から松本恵二さんが、
 
 
「お前、反対車線からクルマが飛んできたらどうすんねん?!」
 
 
の一言。
 
 
 
僕は
 
 
「そんな事ありませんよ!大丈夫です。」
 
 
って答えたら
 
 
「バカ者」
 
 
って怒られました。
 
 
 
「絶対大丈夫なんて事はない。
 
 
一流のレーシングドライバーは何があっても、そのアクシデントを交わせる準備をしておけ!」
 
 
 
 
師匠の教えです。
この会話を僕は忘れません。
 
 
 
 
 
レースの世界で長く生き、数々の栄光を掴んでこられた松本恵二さん。
 
 
今よりレースもクルマも安全でない時代、まだまだレース中に亡くなる人がいた時代を生き抜いてこられたレジェンドと、
 
 
クルマの怖さを知らず、ただ楽しいの感情でクルマを運転している若者との温度差。
 
 
 
 
 
 
 
 
高速道路で中央分離帯をクルマが乗り越えて突っ込んでくる!って考えながら運転してる人居ます?
 
 
でも何年か前にニュースになりましたよね?
 
 
 
高速道路で逆走してくるクルマも居るのです。
 
 
 
絶対無いは無いのです。
 
 
 
 
 
 
 
僕が言いたいのは、クルマがどんどん安全になり、便利になり、運転が楽になり、
 
 
それに連れて、クルマを運転するときに、様々な緊張感や、恐怖やなど忘れてなあなあで運転してませんか?
 
 
って事。
 
 
 
便利で快適なスーパーなマシンであるクルマも、1トンを超える物体ですから
 
 
使い方を間違えれば、ナイフやピストルよりも危険な凶器となります。
 
 
その事を忘れず、常に緊張感を持ち、色々なシチュエーションを想像してそれに備える、それでいてハンドルを握れば、
 
 
運転以外に気を取られる余裕もなく、最悪の状態をいち早く気付けたり、周りに注意を払いながらの運転となり
 
 
今流行りのながら運転をする余裕もなくなりますし、最悪の事故からも逃れられる可能性が高まります。
 
 
 
変な動きをするクルマや人、バイクにいち早く気づき、事故を未然に防げるかもしれません。
 
 
 
 
 
 
 
最近悲しい事故が多いですが、
 
 
交通事故の相手が悪かったとしても、
 
 
お前が悪い!って言えるのは、命がある時だけですよ。
 
 
自分の身は自分で守る。
 
 
交通事故を未然に防ぐ準備を普段から行なってるひとと、そうでない人とでは、
 
 
交通事故に遭う可能性が変わります。
 
 
 
 
 
 
歩行者もそうですよ!
 
 
交差点の信号待ち、横断歩道手前でスマホに夢中な歩行者は居ませんか?
 
 
貴方はクルマと歩道の境目に立っています。
そこはなんらかの形でクルマが突っ込んでくる可能性が高い場所です。
 
 
貴方はその場所で自分の命をクルマを運転する人に預けてしまってるんですよ!
見ず知らずの人に簡単に命を預けて良いですか?
 
 
スマホ見てたらクルマが突っ込んできても逃げ遅れます。
 
 
横断歩道の正しい待ち方は、いつクルマが突っ込んできても、それにいち早く気づき、交わす準備をする事です。障害物を認識し逃げ道すらイメージしておく事です。
 
 
 
 
 
 
チョット違う話ですが、
 
 
満員のホーム、
 
 
電車がいない時、何の不安、躊躇いもなく線路側を歩いていませんか?
 
 
電車が入ってくる時もそうしてる方見かけます。
 
 
貴方がしている行動は、見ず知らずの人に命を預けてるのと同じです。
 
 
誰だかわからない人が貴方を線路側に押したらどうなります??
 
 
怖いですよね!
 
 
死んでしまってから、「おい!押すなよ!」ですか?
 
 
後の祭りです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
昨日の就寝前に悲しい事故を減らしたいってブログを書きました。
 
 
そしたら夢の中に松本恵二さんが出てきました。
 
 
だから皆さんにも松本恵二さんの教えをお伝えします。
 
 
 
 
 
 
悲しい事故が多すぎます。
 
 
その対策や色々な取り組みが必要です。
 
 
でも、それを待つより
 
 
先ずは自分に出来ること、
 
 
自分の身は自分で守る最大の努力をしたいですね。
 
 
 
 
自分の身を守る準備をきちんとする事で、交通事故に遭うシチュエーションを未然に防げたら、最高ですね。
 
 
運転技術を向上させるのもその手法です。
 
 
交通事故は相手も居ますから
 
 
その交通事故の相手、見ず知らずの方の運命も守ったということになります。
 
 
 
少しでも悲しい事故が減れば嬉しいです。
 
 
 
 
 
僕も若い頃に比べたら間違いなく集中力は低下し、運転に対する緊張感も低下しています。
 
 
ですが、今日松本恵二さんにまた色々教えてもらいました。
 
 
今一度、緊張感を持ってクルマを運転したいと思います。
 
 
僕だってミスはします。
 
 
でもそのミスが重大なミスに繋がらない準備を普段から行いたいです。
 
 
 




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