新幹線に乗り仙台に向かいます。
日曜日の朝早く、和也からの電話で健二さんの事を知りました。
和也には、しっかりレースを走る様にと伝え、偉そうに言う本人は、そこから何をしたら良いのか解らずに。
日曜日、和也は頑張りましたね。
チームルマンのメンバーもみんな。
凄いことやと思います。
褒めてやってください。
僕は…何も手がつかない。
健二さんの無念、ご家族や、和也やチームルマンのメンバー、仲間たちの事を考えたらね。
そこから数日、スケジュールはこなしますが、気持ちは落ちたまま。
笑顔で人と接しても、時間が空くと涙がね。
トイレや外に出て泣きました。
山田健二エンジニアは僕の高い要求、難しい要求にも応えて下さいました。
それはエンジニアリングと言う意味ではもちろん、人の気持ちに寄り添うという、
レースの戦いの現場で余裕も時間も無い中で、着実にそれを喜びとし、僕の考えに付き合って下さいました。
和也を含みこれから健二さんを通り過ぎて行く、何人もの未来ある優秀な若者を、レーシングドライバーとして、立派な人として健二さんの高い能力育てて頂きたいと思ってました。
それが負担をかけたかもしれません。
そこから全てを否定的に考える自分になってました。
未来に進む気力も無くしました。
僕、レース界を盛り上げたいってやってるでしょ!モータースポーツをメジャースポーツに!
って勝手に。
何も出来てないけど、自分が頑張ってる方向が、もしレース界を多少盛り上げられたりしていて、
その分、レースやイベント等が増えたら、
今のレース界の限られた人数では、知らず知らずのうちに、誰かに負担をかけて、
それって良くないことかな?って考え始めたら全てをやめた方が良いのかな?って考えてた。
その日の午後チームを通して、奥様が僕に連絡を取りたいと言われたので電話しました。
絶対怒られると思ってました。
「健二はいつも脇阪さんに感謝してました。その感謝を返すんだって、それが最近の健二の毎日でした。それが出来ないまま…。すいませんでした。健二もそう思ってると思いますのでそれをお伝えします。」
って。
ちょっとだけ、ちょっとだけ救われた気持ちにもなりましたが、健二さん余計に辛いよ。
色々整理するのに沢山の時間がかかりました。
色々な方にご迷惑とご心配をおかけしました。
昨日、大きな会場で、モータースポーツ関係でない沢山の方々の前で、いつも通りモータースポーツの未来を違和感なく語ってる自分が居ました。
健二さん、これが答えよね?
中途半端やからダメなわけで、もっともっと盛り上がれば、全てが良くなるよね!
昨日、健二さんを見送ってきました。
行き帰り可夢偉が居てくれて助かりました。
不思議なものです。
今まで、何をしていても、健二さんが出てきて涙が止まらなかったのに、昨日は涙が出ませんでした。
答えを健二さんが教えてくれたのだと思う。
大人になると、色々悲しい事が増えますね。
ネッツ東京レーシングの仲間もまた…。
辛い辛い時間
そんな時、寄り添ってくれたのが音楽でした。
別に特に音楽が好きなわけではないけれど、
普段から聞いてるわけや無いのに、自然に音楽に助けを求めてました。
音楽って凄いね。
昔のライブ映像、玉置浩二さんがメロディーを歌う前に、音楽って優しい。いつも寄り添ってくれる。その感謝を曲にしました。って言葉を思い出しました。
健二さん
今までありがとうございました。
日本が誇るトップエンジニア。
国本京佑と共に、世界の頂きに立ったエンジニア。
我々これから健二さんの偉大さを痛感し、感謝しながら、健二さんを喪った事に対する苦悩を乗り越えます。
それは我々に与えてくださっ課題でしょ?!
勝つために、もう一つ我々に足らないも。
健二さんは優しいから、あれは既にもう健二さんの手助けですね。
ありがたく受け取ります。
TRD桂さんも本当に感謝してましたよ。
感謝の気持ちで、我々健二さんを想う気持ちで真の意味で一つになり、富士を戦います。
我々の戦いを見ていてくださいね。
沢山の感謝を胸に。
このブログ、数日更新してないのにアクセスが毎日少しずつ伸びるってね。
私、愛されてますね。
心配して下さいました皆様、ありがとうございました。
今日から切り替えて頑張ります。
引き続き、よろしくお願いします。
さて、86レース菅生
しっかり盛り上げるよ!!💪
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