この場で戦うメンバーは、色々な理由でこの場に居れない仲間の想いも背負い、その仲間に感謝し、心ひとつに TOYOTA GAZOO Racing として、今年もニュルの24時間を戦い抜きました。
また、この場に居る事が出来なかった仲間たちもまた、それぞれの場所でこの場に居るメンバーと共に走り戦っていたと事と思います。
11年目の挑戦ですが、色んな意味で原点を見直し、初心に戻り戦う姿がありました。
そこには、今は大きくなったTOYOTA GAZOO Racingですが「本来のGAZOOって何ですか？」の答えもあった様に僕は感じました。
GAZOOの10年を知る者、初めてニュルに挑む者、それぞれがそれぞれを想い、気遣い、お互いを高め合うこの環境は、技術の向上だけでなく、確実に未来を担う人材を育てたと思います。
自分の為ではなく、仲間のために尽力を尽くし合う姿がありました。
昨年リタイアを余儀なくされた LEXUS RCを、改善してきた方々やメカニックの方々が過酷なニュルを安定して走れるクルマに仕上げ、それを井口選手、松井選手、蒲生選手、矢吹選手が無事にゴールに導き、2017年ニュル 負け嫌いのリベンジ完了です。
ニュルの道が人を鍛えクルマを鍛えました。
それぞれがプロであったと思います。
若手ドライバーの成長を頼もしく思い、先輩として嬉しいレースでした。
ゴールを迎えた時、全てのスタッフが空を見上げ我々の仲間に感謝とそのご報告。
その仲間を想う姿は、僕の胸を熱くしました。
我々のボス、豊田章男社長と成瀬さんが作ったGAZOO Racing、TOYOTA GAZOO Racingの戦いは、これからまだまだ続きます。
僕が言うのも何ですが、これからのTOYOTA GAZOO Racing に大いにご期待くださいね。
皆さん、お疲れ様でした。
応援頂きました全ての皆様、ありがとうございました。
感謝。
Juichi WAKISAKA x youtube Channel 11
