まあ、長い事やり続けると色々な事があります。
何でもそうやけど、やり続ける事は凄いことね。
偉そうに!って取られるかもしれんけど…
若い頃、成績がバリバリ出てる頃、調子に乗った脇阪寿一が居たわけね。
その時いつも思ってた。
「何で周りは俺の実力わからないの?」
その頃でも十分周りは僕に敬意を持って接してくれて居たけど、僕はそれ以上を多分求めてたのね。
つまり、周りの僕に対する評価よりも、自分が自分にしていた評価の方が高かったって事になりますね。
恥ずかしいですが…
この頃は自分の実力と周りの評価、時差を計算できてなかった。。。
この頃は居続ける事の大切さをまだ理解できてなかった。。
「10年この場に居たら褒めてやる。少々成績出たくらいで調子に乗るな!」って松本恵二さんにご指導頂いてたのにね。
若いダメな脇阪寿一でした。
ありがたい事に今ではそれが逆転している。
周りの期待に対し不安な自分が居る。
不安だから期待に応えるために頑張れる。
自分への矢印から、自分からの矢印に変わりました。
人として少しは成長できたのかな??
ご指導頂いた方々と、その成長する為の時間に感謝です。
何事にも時差がある事はいつもお話していますよね。
自然界で考えても、太陽が12時に南中しても1番暑くなるのは14時
6月に夏至を迎えても暑いのは8月。
色んな良き例がある
僕はある時期から、いつもこの2と言う時差を頭に入れながら行動できる様になりました。
2時間、2日、2週間、2ヶ月、2年、20年…
例えば、結果が出ていた組織に何か問題が起こっても、急には成績が下がりません。
知らず知らずのうちに、時差を生じ徐々に悪くなります。
それに気づかずに放って置くと…
組織がダメになり、本当に結果が出なくなっても、原因もわからず、対処方法すら見えて来ないでしょう。
そして、その組織を良い方向に改革するにも時差が生じます。
これが厄介!
良い改革をしても、直ぐには成績の改善が見られず、何が正しいか、何が間違っているかの判断もつかなくなってきます。
この時に大切な事は…
弱ってるわけですから、藁をもすがる思いな訳です。
自分やその組織にアドバイスしてくる誰の話も聞きたくなる。
それはわかります。
極論、その場しのぎの損得感情がある意見だとしても…聞きたくなりますわな。
でも、それではダメなのね。
まず、自分は誰を信じ、誰にお世話になり今があるかを時系列で早い順に考える。
誰が自分に厳しくとも、強く想って話をしてくれているか見極める事、
今の自分に楽な意見をしてくれる人になびいてると、本当に大切な人が愛想を尽かし、居なくなる。
これが問題です。
その時、その環境にすぐに影響され、自分の行動をフラフラさせない!
信じた仲間と信じた方向にブレることなく突き進む!
これが出来ないと、組織の改善は無いよね。
真の仲間とブレずに突き進めば何かは必ず生まれるはずやけど、
例えダメでも、その仲間となら本望でしょ。
何を幸せと定義するかにもよるけど、この手法だと不幸には絶対にならないよね。
また次に大切な事は
時差を乗り越え、皆んなの努力で成績が良くなると、そこに感謝をわすれ、エゴが出始めます。
そうすると…
ね。
話は戻しますが、やり続ける事は大変な事で、その場に居続ける事は凄い事。
やり続けられる事に意味があり、
居続ける事に意味がある。
その場、その場で輝く事も素晴らしいですが、
長くその場にあり続ける事はもっともっと素晴らしい。
レース界で言えば、それこそ星野さん、国さんをはじめレジェンドの皆さん、
今で言えば
本山哲、立川祐路は我々のかけがえのない宝だね。
皆さん、わかってる?!
たまたま良いクルマ、良いエンジニア、良いチームに出会い、1年、2年、マックスでも5年は成績が出る事があります。
その舞台に居るドライバーは皆んな優秀ですからその位は可能です。
でも、人として問題があったり、魅力が無ければ、それ以上は無理だよね。
だって、長い時間には色々な事が起こり、それを一つ一つ解決していかないと、前には進めないよね。
人がついて来ないよね。
人間関係も切り捨てじゃ、限界があるよね。
でも彼らは何年成績を出し続けてその場に居続けています?
それを成し遂げるために彼らが持ち合わせているものは、皆さんがご存知のスピード、経験はさることながら、1番大きな要素は彼らの人間力です。
トヨタの中で、立川祐路に続く人間力を身につけ、次にその領域に入るのは誰?
石浦ですか?
中嶋ですか?
可夢偉ですか?
まだまだ若いけど
大嶋ですか?
平手ですか?
関口ですか?
国本ですか?
平川ですか?
僕は大いに期待してるね!
さて、オートスポーツちゃんねる ニコ生「寿一の言いたい放題!」
ここにきて、正直、続ける事に色々な問題が生じています。
でも、それを乗り越えようと、努力し続けてくださる方々がおられます。
僕はその方々が居られる限り、この番組を精一杯頑張り続けたいと想っています。
だって、立ち上げの頃、その前からも、大変お世話になってきた方々です。
僕にとってかけがえのない大切な方々。
きっとやり続けたら、次の幸せが見えてくる。
今回も張り切って行こう!
皆さん、楽しみにしていてくださいね!
告知のブログが違う方向へ…
お許しを。
Juichi WAKISAKA x youtube Channel 11