WRC ラトバラ選手、ハンニネン選手、WRC2 勝田貴元選手に続き、WEC 中嶋一貴選手、小林可夢偉選手、スーパーGT 石浦宏明選手、大嶋和也選手、平川亮選手、中山雄一選手、坪井翔選手、井口卓人選手、松井孝允選手、蒲生尚弥選手も「MORIZO Safety Drive!ステッカー」をヘルメットに貼って今年のレースを戦います。
このステッカーには豊田章男社長の
「我々も努力し、走りやすい安全な楽しいクルマをつくります。その為にドライバーの皆さんも、皆さんの頑張りでクルマを良くする為に安全運転を宜しくお願いします」
という想いが込められています。
TOYOTA GAZOO Racingの活動は、モータースポーツにおいて、様々なカテゴリーでクルマと人を鍛え、皆さんが乗るもっといいクルマづくりに繋げようとしています。
クルマを扱うドライバーが安全にクルマをゴールに運ぶことにより、それがTOYOTA GAZOO Racingの経験となり、データとなり、もっといいクルマづくりに活かされるという事ですね。
豊田章男社長はニュルを走る我々に「1周でも長くクルマを走り続けさせて欲しい」とよく言われていたのを思い出しました。
この「MORIZO Safety Drive!ステッカー」をラトバラ選手やハンニネン選手がヘルメットに貼るきっかけとなったのが、2017年2月2日 お台場メガウェブで開催されました「TOYOTA GAZOO Racing 活動発表会」の場なんです。
今井優杏さんMCの元、豊田章男社長とラトバラ選手、マキネンさん、北澤モータースポーツマーケティング部長と市川さんのトークセッションの終盤、豊田章男社長はラトバラ選手とマキネンさんにこんな質問を投げかけました。
「私も評価ドライバーの一人として、日々クルマと語り、道と語っていますが、二人はクルマに乗る時どんな事を想っているのですか?」
ラトバラ選手が答えました…
「運転する前にクルマに語りかけるんです。
僕はキミを運転することを愛している。
だから道にどんな障害物が待っていても、できるだけスムーズにそれを避けて、そして道幅をいっぱい使って速くコーナーを駆け抜けるよ…と」
そこにマキネンさんが付け加えました…
「そう、クルマを愛している。愛しているからこそ、クルマがわかる。だからどうすれば速く
走らせられるかが分かるんだ」
というやりとりがあり…
”Safty Drive”の想いを胸にWRC全13戦走りきって欲しい。WRCの戦いと共に長く走り続けるクルマの開発が進み、そのクルマが一番強いクルマになっているというストーリーを願い、豊田章男社長は二人に「MORIZO Safety Drive!ステッカー」を渡されました。
トヨタWRC18年ぶりの復帰戦となった、2017年WRC開幕戦モンテカルロラリーの総合2位、そして本日のビッグニュース、続くWRC第2戦スエーデン優勝は、ラトバラ選手やチームの”Safety Drive ”にかける想いが完走という結果に繋がり、総合2位と更に優勝いう快挙に繋がったんですね。
話は少し変わりますが、
我々レーシングドライバーの能力は、クルマを安全に目的地にスピーディーに運ぶ事ができる能力です。レースの場合、目的地とはゴールの事で、我々が安全に目的地にクルマを運べないとここには存在していません。リタイアばかりしていると勝負の世界です。クビになります。
ですから、今レーシングドライバーとして存在する我々はその能力を有し、その能力、考え方やドライビングスキルを皆さんに伝える事により、運転する者、誰もが持つ、交通事故にあう確率を引き下げられると考えます。交通事故が事前に防げたり、減らす事ができるって、これだけの自動車大国です。それ自体が社会貢献に繋がりますよね!
我々はスーパーGTに参戦するドライバーは、LGDA夏祭り等のイベントで、警視庁の方々とも連携させて頂き、”安全運転”、”Safety Drive”を沢山の方々に呼びかけて参りました。
そんな観点からも、よりよいクルマづくりの観点からも、豊田章男社長とラトバラ選手、マキネンさんとの気持ちの繋がりに対しても心に響き、その想いに共感し、豊田章男社長から頂いたこの「MORIZO Safety Driveステッカー」を我々はヘルメットに貼り、2017年のレースを戦わせて頂きます。
皆さんにも”Safety Drive”をしっかり伝えます。
Juichi WAKISAKA x youtube Channel 11