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 皆さん、レクサスキッズってご存知ですか!?
スーパーGTが開催されるサーキットで応援旗を振り、いろんなところで指をレクサスのLマークにして写真を撮ったり、レースを楽しんでくれているキッズたち。彼らは応援したい選手のレーシングスーツや、応援するチームのレースクイーンの衣装に似せたコスチュームを着て我々を応援してくれるキッズ応援団。

 2006年にタイトルを取った頃から急激に自分の周りに子供たちが集まりだしました。それはタイトルを獲得した際、表彰台に自分の長男を連れて上がった事がきっかけと思いますが、それを機にレースクイーンから持てなくなったのは、今は言うべき所ではございませんね。カット!

子供たちの集まりと同時に僕は彼らから色々な事を学ばせていただきました。その中で今でも一番意識している事は、手を振ってしまった者の責任です。
メジャースポーツの野球が、サッカーが応援してくれている子供たちに手を振るから、自分たちも手を振るの!?手を振るってどういう事!?夢を与えて張って僕みたいになってよ!ってメッセージ!?自分に自身がなく僕はそうは思えませんでした。最初はある意味そうだったかもしれません。僕も未熟でしたから。そのうち僕は気づいたんです。手を振ってあげているのじゃない。手を振ってしまっているのだと。子供たちに夢を与え、手を振ってしまっている者の責任として、子供たちが努力して、頑張って、レーシングドライバーになったり、レースメカニックになったり、レースに関わる仕事についた時、今よりレース界がより良いものになる為の努力を惜しんだらダメと思うのです。
それが実現するしないはその人の器量、時代、タイミングで変わるとしても、人としてその努力をやり続けたい。
僕もまだまだですが、「寿一はレース界の未来を考えて行動している」と言っていただく事があります。それは多分、彼らから教えてもらった事を実践しているまで。本当に感謝しています。

土曜日に予選が終了した、季節によっては辺りが暗くなってくる夕方、スーパーGTではキッズウォークというものがあります。その週末にいちどキッズたちが無料でお気に入りのドライバーのいるピット前に集合します。
ありがたい事に僕のピットはいつも行列。しかし予選で失敗したり、そんな気になれない時も僕にもあります。でもキッズウォークが始まり、一人、また一人と子供たちと会話を交わし、手を握り写真を撮っていると、彼らからパワーをもらうんです。気がつけば先ほどまであった嫌な気分は(それはレースの成績や勝負に対する負の気持ちからくるのですが)最初の2、3人で無くなり、僕自身、最初は作り笑顔でもそのうち、勝手に自然な笑顔になっているんです。
そしてその夜も、次に日のレースも、嫌な気持ちひとつせずに前向きに戦えるようになるのです。僕にとって彼らの存在は、本当の僕の応援団でした。長い間応援いただき、一緒に楽しんでもらい、本当に感謝しています。

 ですが僕みたいに長くレースをさせて頂くと、時が経てば彼らだって成長します。幼稚園児が小学校に入ったり、中学校に入ったり。今や大学の子も、社会人になった子たちもいます。
そうなると、学校の部活や事情、仕事の事もあり、サーキットに来る回数はその頃と比べて減っていき・・・。
それでも彼らの気持ちはサーキットにあってくれたみたいです。

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 先日の富士の公式テスト、僕のところに青年がやってきました。最初は気がつかず、そのうち!!あの頃のレクサスキッズです!「勝手に大きくなりやがって!男前になりやがって!!君はそうやってもてるやろうけど、君たちのおかげでおじさんはもてなくなったんだぞ!!」ここはカット!

あの頃のレクサスキッズのみんなから、あの頃の写真と今の自分たちの写真を入れたアルバムを頂きました。彼らの成長が一目でわかります。
レースと共に僕と共に成長してくれた彼らが立派になっているのがわかります。
このアルバムは僕にとって、彼らからもらった卒業証書のようなものです。
本当にありがたいアルバムです。

 

レクサスキッズの皆さんへ

これまでレースを、脇阪寿一を、応援してくれて本当にありがとう!
君たちとの思い出を振り返ったり、君たちの成長を感じさせてもらえるこのアルバムは僕にとって宝物です。心から感謝します。
僕はこれからスーパーGTでは監督として、優勝目指して素晴らしいチーム作りを頑張っていきたいと思います。
また、レース界において君たちが、また将来君たちの子供たちが応援したくなるような選手、レース界の本当のスーパースターを育てたいと思っています。
その時は、たくさんの家族を連れてサーキットに遊びに来るように!!
これが僕との約束ね!

 
キッズたちが応援するといっても、一人でサーキットに来れるわけはございません。一緒になって応援くださったご両親、ご家族の皆様も本当にありがとうございました。

 
感謝



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