僕と同じ年の土屋武士選手がこんなブログを書いている。

僕がF3にデビューした1995年からの付き合いで、お互いに刺激し合ってきたライバルであり、良き仲間。

去年僕がどん底で、暗闇の中もがき苦しんでいる時に手を差し伸べてくれたのが彼でした。

その頃、僕は僕のことで精一杯、そんな最中彼がこんなに追い込まれていたことを知らずに・・・。

それって、人としてどうなのよ!?

本当に未熟で、恥ずかしく思う。




彼が経営する土屋エンジニアリングは日本のモータースポーツ界において宝です。

武士と武士の親父さんの時代から、トヨタ車を使って打倒トヨタワークスで戦ってきたチーム。

ワークスチームほど潤沢な資金がない中、それを努力で磨き上げた技術を使って真っ向勝負してきたチーム。

その技術は今日本が失いかけてる、”古き良き日本のものづくり”そのもの。

武士はそれを時代遅れだとか、古いとかの言葉で言ってますが、その技術を、その感覚を、その感性を、その想いを後世に残すのも彼の使命と知ってるはず。


去年のタイのレース後、闇から僕を救ってくれたのは彼でした。

だから今度は僕が武士を救ってやる!

伝えることが不得意なら俺が伝えてやる!



そんな彼は今年7年ぶりにプロドライバーとしてのオファーを受けた。

それはトヨタ自動車株式会社 代表取締役社長 豊田章男さんの思い入れが強い、TOYOTA GAZOO Racingのニュルブルクリンクのプロジェクトである。

そのオファーに対する喜びも、責任感に関しても、彼はブログ中に書いてますが、土屋武士選手は彼にしかできない手法で、TOYOTA GAZOO Racingに、彼が彼の親父さんから受け継いだ大切なものを注入すると思う。

それは必ずTOYOTAが、GAZOO Racingが目指す未来において大切なものになると僕は信じている。

これもご縁です。

土屋武士!

がんばれ!!




ブログのタイトル

「土屋武士の自分自分色でいこう!~No Race, No Life~」 

この「~No Race, No Life~」

一緒に "LGDA夏祭り in メガウエブ”で考えたんだよね!

今もなお、子供たちに配るTシャツの背中に書いてある!!