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フランクミュラーの展示会、WPHHジャポン2015に飾られているこの屏風


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実は僕のヘルメットを塗装してくれている塗装集団、ボウズの、奥平寿和くん、森嵜悠樹くん、三橋京子さんが仕上げた作品です。



素晴らしい作品で見た瞬間に何とも言えない感動が僕の身体を支配しました。




四季を表現したこの作品は、向かって右から、春、夏、秋、冬となっており、それぞれの季節において、フランクミュラーの象徴でもある”ビサン数字”が散りばめられ、それぞれの季節で月の色を変えています。



春は桜、夏は蛍に天の川、秋がススキに満月、冬が雪。



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満月の月は純金で、月の中はビサン数字でできた、うさぎが餅をついています。




また、シルバーに見える部分にはプラチナやシルバーをふんだんに使用しています。


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立体的なゴツゴツした画法で描かれた富士山があり、ススキや桜といった日本の風景でありながら、スイスのマッターホルン、レマン湖の噴水も描かれており、日本とフランクミュラーの故郷、スイスとの融合を表現しています。



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また遊び心も忘れず、湖には一寸法師、天の川には織姫と彦星、そして、一番高い位置の蛍、富士山の頂上には11を配置。


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まだまだありますが、説明するときりがないぐらい、彼らの情熱と技術が詰まった作品になっております。


もちろんフランクミュラー御本人も、この屏風を見て大変感動しておられました。



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元々は、僕のヘルメットとフランクミュラーとのコラボレーション作品を作る際、何度も打ち合わせに出向いたボウズ奥平君の技術と熱意を河合社長が感じて頂き、また出来あがったヘルメットのクオリティーを見て感動頂き、色々な経過を経て今回の作品依頼となりました。



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また、僕としては今回はボウズの奥平寿和をアーティストとして、フランクミュラーの世界的な展示会の場で紹介頂き、言葉で表せないぐらいの感謝の気持ちでいっぱいです。


僕が感じていたのは、彼らのボウズはただ単なる塗装屋、塗装集団ではありませんでした。

仲間を信じ、探究心を忘れず、日々チャレンジする姿、新たな可能性を追求する姿勢、それがあったからこそ、今回河合社長のご好意で彼らは次のステージに登り、そして歩き始めることができたのです。



彼らはもう、単なる塗装屋ではありません。
現代アートを追求するアーティストでもあるのです。




今回の展示会で感じたのは、フランクミュラーと言う人、時計が追求する、唯一無比な技術とそれを追求するエネルギー、それと日本が古きより持つ匠の技、その二つが融合した時に放つ空気感、その空間をもフランクミュラーがプロデュースしようとしていると感じました。

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屏風、着物、絨毯、鞄、食器、机、椅子、ソファー、人…

もちろん時計も…




河合社長、この度も本当にありがとうございました。


ボウズの皆んなも、仕事だけでなく、これからどんどん自分たちの想い、技術、感謝が詰まった作品を作ろうね!
だって君たちはアーティストなんだから!


でもその前に、僕の最終戦用のヘルメットをよろしくお願いします。
ベースモデルはまだ世に出てないあの新作時計で行きたいと思います。