寿一:
お疲れ様でした。
色々ありがとうございました。
今回のレースを振り返っていかがでしたでしょうか!?
佐藤TMG代表:
お疲れ様でした。
ルマンはやっぱり厳しいですね。
今回は悔しい気持ちと嬉しい気持ちと2つあります。
僕がTMGの代表をさせてもらって初めてのルマン、負けた事に関しては非常に悔しい気持ちでいます。
ですが、一つだけミスはありましたが(デビットソン※名指しはしてないけど誤解があったら嫌やから書いとくね)後はスタッフが一丸となってしっかりと頑張ってくれました。
それには誇りを感じますし、本当に嬉しく思います。
車もトラブルなく24時間を走りきりました。
この部分には自信を持ちたいと思います。
ただ、スピードという分ではライバルにかないませんでした。
ここは一からやり直して頑張ります。
寿一:
このルマンでのハイブリッドでの挑戦を木下さん(元TMG代表)から受け継がれたわけですけど、佐藤さんはどんな気持ちでおられますか!?
佐藤TMG代表:
僕はドイツの地で骨をうずめる覚悟でこちらに来ました。
今までトヨタが、TMGが、ACOと作ってきたハイブリッドでのルマン挑戦という歴史、そして未来、しっかりと守ってやっていきたいと思います。
寿一:
今回木下さんがACOからスピリット オブ ルマンの表彰を29人目として日本人初で受賞されました。
次は佐藤さんですね。
佐藤TMG代表:
その様に言っていただけるのは嬉しいですが、まずはしっかりと腰を据えて頑張っていかなければなりません。そして10年後にそうしていただけるように、TMGの代表として、しっかりとここで挑戦し続けたいと思います。
トヨタの、TMGの、WECでの戦いは、木下さんから、佐藤TMG代表へと今回のルマンから受け継がれました。
木下さんがこのヨーロッパの地で積み重ねられた功績は、その表彰からも受け取れる様にものすごく偉大なことです。
そした今回出現したポルシェという強敵、技術・・・。
佐藤TMG代表に課せられた使命は、それはもう大変なことだと思います。
木下さんが造ってこられた素晴らしいものを継承しながら、佐藤代表のやり方でじっくりと未来を作ってもらいたいと思いました。
佐藤TMG代表、今回色々お世話になり、ありがとうございました。