これは新品です。
ものすごく高いです。
ブレーキをかけると高温で作動するため、薄暗いところでは、ブレーキローターが赤く燃えているように見えるのがわかりやすい特徴です。
最近の超高級車の中にはカーボンブレーキを採用する車が増えましたが、
普通は鉄(スチール)のブレーキですよね。
我々スーパーGTも、去年まではレギュレーションで鉄のブレーキを使用してきましたが、今年からはこれまたレギュレーションでカーボンブレーキに。
当初はその特性、性能から、スチールブレーキより高いけど、その分耐久性が良いからと、1年のコストを考えると、カーボンブレーキの方が年間コストが低くなると言う説明を受けていました。
ドイツツーリングカー選手権DTMと今後joinしていこうと策略するGTアソシエーションGTA、その先駆けとして、モノコックやブレーキ、色々な部品の共有化を図りました。
1年間戦ってみると…
ブレーキに関してですが、カーボンブレーキを使用することによってとてつもないコストがかかる事に。
ヨーロッパ側に騙されて日本のブレーキメーカーに入るはずのお金をヨーロッパにうばわれたのか?!
ただ単にDTMとスーパーGTのスピード差の計算間違いか?!
DTMはタイヤがワンメイクです。
スーパーGTはタイヤ戦争が勃発しています。
しかも、ブリヂストン、ミシュラン、ヨコハマタイヤ、ダンロップと世界で名だたるタイヤメーカーがそのメーカーの威信をかけて戦っています。
だからどうだろう?!
同じような形はしていますが、DTMとスーパーGTでは一周10秒くらいはラップタイムが違うと思います。
しかも程度によってポテンシャルが変わるため、レースではどんどん新しいのを使わなくては勝てません。
これがチームの財政を苦しくしている要因にもなっています。
まあ、GTAが考えている我々スーパーの未来。
色々試行錯誤は理解しますので、頑張って頂き、より良い未来に導いてもらいたいと願います。
スーパーGTはファンの多さと共に発展してきたレースです。
ファンの方々が喜んでくれる様な進化を望みます。