全ての日程、スケジュールが終了です。
これで2014年スーパーGT、走り納めです。
改めてこの場に居れる事を感謝しています。
チームとして
レクサスとして
ヨコハマタイヤとして
僕として
悔しい2014年シーズンでした。
その悔しさを力に変えて我々はテストに臨んでいます。
去年の今頃を考えると何とありがたい環境か。
2015年シーズンに向けて、この時期から挑戦できているのです。
若い頃、当たり前だったこの環境に、今は感謝の気持ちでいっぱいです。
関口選手は相変わらずバカッ速いです。
彼の速さを成績につなげるため、シーズン中に僕が足を引っ張らないように頑張らないといけません。
坂東監督はレクサスチームの中で、ぶっちぎりに若いチームオーナーです。
ですが、若さを感じささない雰囲気と、若さ溢れる向上心で頼りになります。
林エンジニアも、僕の話、要求を真剣に聞いてくれるし、
今回もメカニカルトラブルが一切無し、優秀なメカさん達です。
TRDの面々も、若返りの傾向がありながら、一人一人、物事を真剣に捉え仕事についているように思います。
何より今日嬉しかったのは、ヨコハマタイヤ石黒さんの言葉。
「何でも本気で言い合える関係を作りたい」
この言葉。
良い仕事をするためには
ましてや、競争という過酷な環境下での仕事ではそうあるべきで、そうでなければ勝てません。
その先に、人が人に敬意を持ち合い、助け合える環境を作り、それが組織としてより強くなるのだと、僕は思います。
また、我々ドライバーしかわからないであろう今回の過酷な環境下でのタイヤテスト、それに対してドライバーを気遣う言葉も頂きました。
ほんまに感謝です。
男は背中で語ります。
来年に対する意気込みを感じながらのテストでした。
次回、1月中旬
またセパンに戻り2015年のテストを開始します。
それまでの間で、この車が発生させる重力に十分耐える身体を作ってセパンに戻ってきます。
ありがとうございました。