リレーエッセイの誌面の内容を

読みやすく、文字だけ載せようと思います。

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私(じゅっぺちゃん)は、第11回こども環境アドバイザー講習会で

3回目の資格更新をしました。

 

アドバイザーになってから、10年が経ちます。

 

その間ずっと大学で教えたり、

保育園の園長を勤めたり、

地域でこどもの幸せに取り組む活動を

してきました。

 

その支えとなっているのがアドバイザーの資格です。

 

第一回の講習会から講師も務めてきました。

今回は一受講生として全科目を

学ばせていただきました。

 

改めて学ぶことの楽しさを実感しました。

79歳になりますが、

いくつになっても学ぶということは本当に楽しいものです。

新しい発見がいくつもありました。

 

 

「こども環境学概論」では、原点に返って現況をしっかりと

再確認することの重要性を教えてもらいました。

 

日本はかつて世界一子どもを大切にしていた国であることを

忘れずに、

 

今日の子どもが置かれている危機的な状況があるからこそ、

遊びの大切さ!」

 

子どもが子どもで

いられる社会を

創ろう!」

と、理論と実践を持ってブレずに

活動し続けなければならないことを

再確認しました。

 

 

私も現場にあって、

子ども主体の自由保育を推進しているものですが、

自由は放任ではない」ことを細心の注意を

払って長年にわたって実践をしているのにもかかわらず

教育・保育の現場では

「子どもの自らの冒険も挑戦も

万一にも怪我をさせては大変」

 

「政治家の介入や近隣からの苦情を恐れて」

などと、役所や教育委員会も規制しないのに

 

「子どもたちの自由な発想や行動の自主規制」

が始まっています。

 

 

そのようなことが起こらないように、

講習会で学んだことをしっかり活かし、

 

子どもの身になって活動できる

大人を増やしていかなければならないと

考える今日この頃です。

 


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塩川 寿平(1938年生まれ)


   大地教育研究所所長
   大中里こども園名誉園長
   元静岡県立大学教授


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活動:こども環境学会アドバイザー
    愛育心理研究所インストラクター

著書:「名のない遊び」「コーナーのないコーナーの保育」 
    「どろんこ保育」「大地保育環境論」等   
(出版社 フレーベル館=電子書籍化も有ります)

 

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    ジュッペちゃんの保育のこころ
子どもを大切にするということは人としてであって、
私たちの"大地保育"は大人も童心人となって、
子どもと共に独立国(子どもの園)を創造するということ
ではないかと思います。 
いつでも・どこでも・いつまでも子ども心を忘れずに
『名のない遊び』等を大切にしたいと思います。

 

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勤務先:大中里こども園
静岡県富士宮市大中里837
姉妹園野中こども園(旧野中保育園 創立1953年)

 

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社会福祉法人柿ノ木会「大中里保育園」は、
平成30年度から
幼保連携型認定こども園に移行し、
施設名称を「大中里こども園」と改めました。
今後ともよろしくお願いいたします。

 

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