第255話 じゅっぺちゃんの2025年 秋の俳句

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俳句作りは、五樹会の五名で楽しく続けています。
二か月に一度、メールで句を披露し合うのが恒例です。
今回は、そのときに生まれた俳句をご紹介します。

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・きらびやか輝くいのち七五三

 

【句意】

参拝に富士宮浅間大社に向かう子らの衣装の「きらびやか」な美しさに

一瞬のうちに心をうばわれました。

その「きらびやか」な衣装に包まれた子らこそ将来の日本を背負っていく、

「輝くいのち」であることに強く感銘しました。

そして、「七五三」は成長を祝う家族の喜びとともに、

じゅっぺちゃんも心からこの子らの将来に幸あれとエールを送りました。

 

 

・もみじ散りほんのかすかな音立てて

 

【句意】

「静けさ」や「静まり返った空気」を詠う芭蕉の俳句に学びました。

「古池や蛙飛び込む水の音」を繰り返し口ずさんでいる時です。

音ひとつしない静かな庭でじゅっぺちゃんの目の前で「もみじが散り」ました。

芭蕉であったならばこの「散るもみじ」をどのように詠ったであろうかと。

じゅっぺちゃんは身の程も知らず芭蕉になりきって「ほんのかすかな音」を、

全身を耳にしても、やはり音は聞こえなかったのですが。

心の感性では「ほんのかすかな音」があったに違いないことに気づき。

この「静けさ」や「静まり返った空気」を詠いました。

 

追伸:

ある芭蕉論者は述べます。

 

古池や蛙飛び込む水の音

 

この俳句は「静寂の美」を詠んでいる、と。

蛙が飛び込む音は実際には聞こえていない。

芭蕉は心の感性で聞いていると論者は述べ。

この俳句の核心は「静けさ」や「静まり返った空気」だと。

それゆえに芭蕉の俳句の中でも最も優れた俳句の一つ。

なぜなら忙しい現実の中で、

人々は「静寂の美」に気づかされるからである。

 

 

・氏神や感謝と祈り秋祭り

 

【句意】

じゅっぺちゃんは今、宗教法人野中神社の代表役員をしています。

この度、 2025年 10月26日 日曜日。 

おかげさまで 盛会の内に 秋祭りを行うことができました。

秋祭りはたった1日で終りますが、準備に総代32名で1ヶ月かかります。

・神社境内の周りの草取り・神殿の掃除~片付け ・御神木の剪定 

・招待状の配布 ・テント設営準備 ・笹花づくり ・お守り作りと販売準備

・富士宮浅間大社よりお祓いに来られる神官様との打ち合わせ 

・神事用のお酒、お花準備 

・参拝者接待(・お茶 ・お菓子・ジュース・風船・ティッシュペーパー等、杖ついて準備) 

・神道礼拝(2礼2拍手1礼の幼児・小学生・中学生を対象としたゲームの準備)

・福引きの準備(景品・支払い) ・なおらい(祝宴)・・・・・等々。

と、めちゃめちゃ忙しいのですが、自己充実の喜びも大でした。

野中の氏子(子ども・若者・熟年・老いの者)たちは感謝と祈りを捧げます。

氏神様! これからもずっと野中をお守りください。

 

 

・杖ついて小春日和や友来たる

 

【句意】

74年前 大宮小学校で 共に学び 共に遊んだ 懐かしい友。

Yさんと、共に86歳になった今、再会の喜びを詠いました。

彼は杖をついて我が家に来てくれました。

嬉しかったです。

 

 

・秋消えて猛暑のつぎに冬来たる

 

【句意】

今年の日本の猛暑。

暑い暑いと言った夏からアッと言う間に冬になり。

日本が春夏秋冬の4季節から、夏冬の2季節に向かうのだろうかと。

愁いの思いを詠いました。

 

 

・とどめたい氷河溶け出す地球かな

 

【句意】

アラスカ旅行で、目の前でビル1棟ほどの巨大な氷河が崩れ落ちる。

地球はダメになると強く感じた。

なんとか止めたい。

見た者でなければ伝えられないと。

使命観であり、悲鳴でもあり、そこにあきらめも感じた悲しい私がいる。

 

 

・秋祭り鉦(カネ)と太鼓に富士の山

 

【句意】

カネとタイコを打ち鳴らし富士宮の街を練り歩く善男善女。

普段はシャッター通りの神田通りもこの日ばかりは近隣の町村から人が繰り出してくる。

富士宮浅間大社の御前には豪華な山車20台が勢揃い、その背景に富士の山。

一服の絵のような光景に感動して詠いました。