先日、 柔道整復師卒後臨床研修における医療人(柔道整復師)研修講座を受講してきました。

 

開催地は全国8ヵ所の中から申し込み時に選んだ都道府県の会場で受講することになるのですが、僕の場合は大阪にある大阪柔整会館まで行ってきました。

最寄り駅は地下鉄阿波座駅だったのですが、サラリーマン時代に勤めていた会社が近くにあってすごく懐かしい記憶が蘇りました。当時はサラリーマンをしながら民間の整体学校に通っていたので、その後、こうして柔整師として講習を受けに近くまで来ている自分が変な感じがしました。

 

と、のんびりと過去の思い出に浸りながらぶらぶらしながら会場に向かっていると、

「あれ、どこにあるんやろ?」

グーグルマップでルート検索してみても周辺まで来てるのにちょっと違う!

焦りながら、近くのお店で聞いてみたらお姉さんが親切に教えてくれてその方向に走っていくと、

「あーあそこや!」

 

 

 

スーツで来ていたので、涼しくなってきたのに汗までかいてしまいました。何やら工事中みたいですね。

 

 

そういやお店のお姉さんが「移転した」って言ってたような気がします。確かにここで間違いなさそうです。

 

 

時間もないので右側の入り口から入っていきます。

3階は接骨院になってるようですね。

 

 

今回はエレベーターで5階まで上がります。

エレベーターに乗る時に、同じ受講生に遭遇したのですが、見ると私服でラフな格好でした。

「あれ、もしかして私服でよかったん?」とか思っていると、

受付の先生らしき人も

「ラフな格好の子らが多いなぁ」と言っているのが聞こえてきました。

やっぱりこういうところは原則スーツですよね。

受講証と研修証を提出して今回の資料と冊子を受け取り着席します。

 

 

時間的にはギリギリ間に合ったようで早速、講義が始まりました。

今回のテーマは

①「研修の目的と意義」

②「医の倫理」

③「保険制度」

の3本立てでした。

 

受講してみて感じたことは、全体的に常識的なことが多く、歴史的な話なんかは知らないことがありましたが、少し表面的な説明で終わった気がします。

 

保健制度については現在の柔整業界が直面している問題なんかを深く掘り下げて欲しかったのが本音です。

だって、せっかく学校で教えてもらえなかったことをわざわざ強制でもない研修を受けに来ているのに当たり障りのない話をされては何の意味もありませんよね。

 

例えば「白紙委任状へのサイン」や「医師と柔整師での亜急性の解釈の違い」なんかは学校では教えてくれない事柄であるのに実際に接骨院で働くとなるとすぐに直面する問題じゃないですか。

この研修がいわゆる「不正請求の防止」を抑止するためのものとしての意味合いを持つのであれば今後そういう点に力をいれていってもらいたいですね。

 

いよいよ平成30年4月から受領委任を取り扱う「施術管理者」への実務経験と研修が義務付けされるようなので、この卒後臨床研修もそちらへ移行するように思われます。