ライス来たりてビーフ売る | 大学院生の読書生活

ライス来たりてビーフ売る

何ともすごい世の中になったものだ。
米が牛を売りに来るのだから(あ、これでも意味が通じるな)。

横溝正史の作品に「悪魔が来たりて笛を吹く」ってのがありました。
ライスを見てると、何だかそういう怖さがありますね。色々な意味で。

売り手が買い手を脅迫するってのも珍しい。
確かに、米国産牛肉無いと、困る人達も多いし。

何より、某チェーン焼肉屋の肉のひどい事。
本当に、安楽死しそうになりました。

とは言え、安易に輸入再開はしない方がいい。
これを教訓として生かすべきだと思う。

前にも書いたと思うけど、食糧問題を考えるいい機会じゃないでしょうか?
だいたい、全て輸入に頼る牛丼は、アメリカの料理じゃないのか?
仙台名物も、実は、アメリカ名物だった訳です。

それと、科学的根拠についてもちゃんと考えて欲しいですね。
ろくでもない学者が多いですが、彼ら、専門分野だったら詳しいですから。
もちろん、それをちゃんとまとめる人がいないとダメですけど。

ともかく、ライスには、豚丼を食べてもらいましょう。
そしたら、気に入って、牛輸入再開は延期してもいいなんていう…訳ないですね。





著者: 横溝 正史
タイトル: 悪魔が来りて笛を吹く