言えやしないよ… | 大学院生の読書生活

言えやしないよ…

自分で言うのも何ですけど、優しいなと思う訳です。
別に自画自賛してる訳じゃなくて、厳しさが必要じゃないかと。

例えば、髪を切ったとします。
言葉で伝える訳ですけど、できた髪形をみると、あれ?と思う時があります。
美容師は「どうですか?」と尋ねます。
「いいですね。」
そう答えてしまう自分がそこにいます。

でも、心の中では、そうじゃないだろってつぶやいてます。
それなのに、「さっぱりしました。」なんて更に余計な事を言います。
苦笑なのか分からないけど、たぶん笑顔です。

それから、外食したとします。
ファミレスは一律の味だから、最初から期待してません。
でも、行列店なんて行こうものなら、期待して当然という勢いです。

並んで、待ちに待った料理が届きます。
食べます。
う~む…。
期待ほどに美味くない。
そして、殿様商売的な姿を見たとします。

当然、イライラする訳です。
でも、会計する時は他の客と同じように「ごちそうさま」なんて言って出ます。

そうする度に、自己嫌悪に陥ります。
反省します。

もし、海原雄山(美味しんぼ)だったらどうでしょう?
「あるじ、少しおごってるようだな?基本ができとらん」位は言うでしょう。
さすがに、それまで言えませんが、言いたくなる時があります。

プロたる者、客を満足させてこそだと思うのです。
こっちだって、いつまでも笑ってないからね!…たぶん。





著者: 雁屋 哲, 花咲 アキラ
タイトル: 美味しんぼ (1)



著者: 雁屋 哲
タイトル: 究極の美味



著者: 雁屋 哲
タイトル: 美味しんぼの食卓