だから私は嫌われる | 大学院生の読書生活

だから私は嫌われる

先日、研究室で飲み会がありました。
その時、だいたい自分の指導教官の周囲にその学生が集まるんです。
当然と言えば、当然の光景です。

でも、あえて、違う所に座りました。
確信犯です。

どうしてそうしたかというと、おじさんの話って偏るんです。
他教官の批判が中心で、聴いているとだんだん嫌になってきます。

それと、世間話もしますけど、厚みが無いんです。
ヤフーのトピックス棒読みって感じです。

もう一つの理由は、自分自身が偏るのを避けたかったって事です。
自分では気が付かなくても、知らず知らずおじさんの影響を受け過ぎるかもしれないので。

もちろん、学ぶべき所は、学びます。
でも、全てをおじさんからから学ぶ必要は無いと思ってます。

おじさん、すぐ顔に出ますから、嫌そうな顔してました。
こっちにもそれが分かりますけど、気が付かないフリしてました。

自分に反対しない人を従えてると、たぶん楽しいと思います。
反抗する人は、嫌われます(おじさんの場合)。
でも、そういう人に囲まれたおじさんは、どんどん裸の王様になります。

西武やダイエーの傾きも、そういうところがあったんじゃないでしょうか?
反対者を取り込んでこそ、組織が成り立つんじゃないでしょうか?
自分と違う人の話って面白いもんです。
そこから、また新しい発想が生まれると思うんですけどね…。



著者: ビートたけし
タイトル: だから私は嫌われる