教育、医療、介護、育児。 いずれも、日本で崩壊が叫ばれている。
この理由は、これらの社会保障に日本政府が支出する額が、
先進国の中で (アメリカと並んで) 最低レベルにあるから、
ではないだろうか。


では一体、国民から集めたお金を何のために使っているのか?

道路、ダム、空港、原発、議員宿舎と公務員宿舎、
余っているにもかかわらず農地のために作った諫早湾干拓、
環境にひどいダメージを与え続けている長良川河口堰、
雇用促進に何の効果も与えない「私のしごと館」、
日本全国に建設され売却されたグリーンピア、
一般市民に多大な被害を与えるクラスター爆弾、
何隻ものイージス艦、ミサイル防衛システム、
アメリカ軍への思いやり予算。。。

挙げていけばキリがない。


つまり、日本という国は、国民のためにお金を使わずに、
いずれは廃棄されるガラクタばかりにお金を使っているのだ。

人間にお金をかけない、人間軽視の国と言えないか。


なぜ、こういうことが起こっているのか?

それは、2008年12月29日付け中日新聞の以下の記事を読めば
明らかだと思う。

 西松建設OBが団体作り多額献金 規制後も“抜け道” (中日新聞)


上記の問題はすでに何十年も問題として報道されてきたのに、
今だに存在し続けている。天下りも同じだ。
官僚と企業が癒着し、利権構造を存続させている。


「改革」が叫ばれながら、その本体は全く改革されていない。
それが、現在の日本を作り出している。