TBS「緊急報道スペシャル!~食糧危機~あなたは生き残れますか
」を見て。
途中から見たので全ての感想ではないが、日本のマスコミには珍しく「反グローバリズム」の視点から農業問題に触れていたことだ。
95年、ハイチはIMFの資金援助を受けるに当たっての条件である「米の輸入関税を35%から一気に3%までの引き下げ」を受け入れた。
このため、もともと米の自給率が100%近かったのが アメリカの輸入米に太刀打ちできずにコメの生産量は激減した。
現在のハイチでは、米を含めた穀物価格の上昇により、食料を求める暴動やデモが起き、「泥クッキー」で飢えをしのいでいるという。
重要な点は番組中に指摘されていたように、「アメリカの農業は政府の補助金を受けているから安く輸出できる」ことだ。
日本の農業では、安い海外からの農産物に対抗するために「農業の大型化」が言われるが、アメリカの農業が補助金を受けて安い農産物を"アメリカの世界戦略"として輸出していることを忘れてはならないだろう。
これまでの政府による農業政策は、大規模農業を促進するための農地開発を行う一方で、米の輸入を自由化し、減反を行ってきた。
このまま食糧危機、食料の価格高騰が続けば、食糧自給率の低い日本も、いずれハイチと似た状況になるのではないだろうか。
食料自給率を高める農業政策の抜本的な見直しが、緊急の課題であると思う。
WBSでも同様の問題が放送されたそうだ。
詳細jは、ブログ「揺らぐ世界の“糧” 食糧危機のハイチ 困窮する市民 」を読んでいただきたい。
途中から見たので全ての感想ではないが、日本のマスコミには珍しく「反グローバリズム」の視点から農業問題に触れていたことだ。
95年、ハイチはIMFの資金援助を受けるに当たっての条件である「米の輸入関税を35%から一気に3%までの引き下げ」を受け入れた。
このため、もともと米の自給率が100%近かったのが アメリカの輸入米に太刀打ちできずにコメの生産量は激減した。
現在のハイチでは、米を含めた穀物価格の上昇により、食料を求める暴動やデモが起き、「泥クッキー」で飢えをしのいでいるという。
重要な点は番組中に指摘されていたように、「アメリカの農業は政府の補助金を受けているから安く輸出できる」ことだ。
日本の農業では、安い海外からの農産物に対抗するために「農業の大型化」が言われるが、アメリカの農業が補助金を受けて安い農産物を"アメリカの世界戦略"として輸出していることを忘れてはならないだろう。
これまでの政府による農業政策は、大規模農業を促進するための農地開発を行う一方で、米の輸入を自由化し、減反を行ってきた。
このまま食糧危機、食料の価格高騰が続けば、食糧自給率の低い日本も、いずれハイチと似た状況になるのではないだろうか。
食料自給率を高める農業政策の抜本的な見直しが、緊急の課題であると思う。
WBSでも同様の問題が放送されたそうだ。
詳細jは、ブログ「揺らぐ世界の“糧” 食糧危機のハイチ 困窮する市民 」を読んでいただきたい。