本書ではプレカリアート問題にかかわる様々な人たちに取材し、この問題の深刻さを浮き彫りにしている。
なぜ雨宮さんが現在の活動を行っているのか、本書を読めば明らかだろう。
「あとがき」には次のように書かれている。
その活動の様子は、『雨宮処凛の闘争ダイアリー』を読んで欲しい。
「昔はこうじゃなかった」という言葉を大人たちから良く聞く。
しかし、このような社会にしてしまった責任は、自分を含めた大人たちにあるのではないか?
いじめを知りながら無関心であった人たちが加害者と同じ責を問われるのと同じように、
私たち大人の無知、無関心が現在の社会問題を作ってきたのだと青年や子供たちから責められたときに、返す言葉があるだろうか?
今や、高齢者も働き盛りの層も、中国からの研修生まで含めて日本に住む多くの人たちが苦しんでいる。
その状況に無関心であってはならないと思う。
PS.
本書に掲載された「上段勇士さん過労自殺裁判」のその後については、以下のサイトなどを参照。
「ニコン派遣社員過労自殺裁判、いよいよ大詰め 」(非正規雇用全国労働センター)
上段勇士さんのお母さんのHP
なぜ雨宮さんが現在の活動を行っているのか、本書を読めば明らかだろう。
「あとがき」には次のように書かれている。
しかし、世の中はどうも私が思っているのとは逆方向に進んでいる。上記の言葉通りに、本書の出版後に雨宮さんはデモやイベントに参加し、執筆活動を続けている。
だから、決めた。このテーマで、私はこの社会が変わるまで取材し、執筆し、運動していくことを。
本書はその意味で、日本社会に対する宣戦布告である。
私が言いたいのはただ、生きさせろということだ。
その活動の様子は、『雨宮処凛の闘争ダイアリー』を読んで欲しい。
「昔はこうじゃなかった」という言葉を大人たちから良く聞く。
しかし、このような社会にしてしまった責任は、自分を含めた大人たちにあるのではないか?
いじめを知りながら無関心であった人たちが加害者と同じ責を問われるのと同じように、
私たち大人の無知、無関心が現在の社会問題を作ってきたのだと青年や子供たちから責められたときに、返す言葉があるだろうか?
今や、高齢者も働き盛りの層も、中国からの研修生まで含めて日本に住む多くの人たちが苦しんでいる。
その状況に無関心であってはならないと思う。
- 生きさせろ! 難民化する若者たち/雨宮 処凛
- ¥1,365
- Amazon.co.jp
PS.
本書に掲載された「上段勇士さん過労自殺裁判」のその後については、以下のサイトなどを参照。
「ニコン派遣社員過労自殺裁判、いよいよ大詰め 」(非正規雇用全国労働センター)
上段勇士さんのお母さんのHP