NBonline
記事「チベット騒乱の背後に地下資源問題
」を読んで。
イギリス・ロンドンに続き、フランス・パリでも北京五輪聖火リレーへの激しい抗議活動の様子がニュースで報道された。このときのテレビのコメンテーターは「チベット問題は10年以上も続いており、なぜこれまで抗議活動がされず、オリンピック開催で行われなければならないのか。参加する選手のことを考えて欲しい」という内容のことを話していた。
このコメンテーターの人に言いたい。「オリンピックと弾圧されているチベット民族の人権と、どちらが重要か?」と。
本記事の概要を引用しておく。
1989年以降、ダライ・ラマ14世や上記記事の8人のチベット人代表者のように平和的な交渉を行ってきたにもかかわらず、これを抑圧してきたのだから、今回の暴動を起こしたチベット民族の人達を責めることができるだろうか?
チベット民族の人達は命をかけて抗議しており、「今回のオリンピックのタイミングを逃したら自分たちの未来はない」と思っているに違いない。
イギリス・ロンドンに続き、フランス・パリでも北京五輪聖火リレーへの激しい抗議活動の様子がニュースで報道された。このときのテレビのコメンテーターは「チベット問題は10年以上も続いており、なぜこれまで抗議活動がされず、オリンピック開催で行われなければならないのか。参加する選手のことを考えて欲しい」という内容のことを話していた。
このコメンテーターの人に言いたい。「オリンピックと弾圧されているチベット民族の人権と、どちらが重要か?」と。
本記事の概要を引用しておく。
これまでのチベット人の犠牲者は100万人を超えると言われている。1989年の動乱の映像がYouTubeで放映されているが、その弾圧の過酷さがよく見て取れる。今回も似たようなものと容易に想像できる。
<略>
多くのチベット人にとっては、それまで青蔵鉄道建設が資源収奪を目的とするものだと疑念を抱いていたが、そのことが確認されたというわけである。
<略>
チベットの人たちが心配していることは、資源開発に伴う環境破壊である。今、チベットはまさにゴールドラッシュ。
<略>
2007年5月には、四川省側にある町で、数百人のチベット人が暴動を起こした。それは、チベット人が先祖代々聖なる山と考えている9つの山の1つ、ヤラ山(Yala Mountain)で始まった中国企業による鉛・亜鉛鉱山の開発をやめさせようとしたものである。
8人の代表者が四川省成都の省政府に開発中止の嘆願に行ったところ、彼らは今、行方不明になっている
1989年以降、ダライ・ラマ14世や上記記事の8人のチベット人代表者のように平和的な交渉を行ってきたにもかかわらず、これを抑圧してきたのだから、今回の暴動を起こしたチベット民族の人達を責めることができるだろうか?
チベット民族の人達は命をかけて抗議しており、「今回のオリンピックのタイミングを逃したら自分たちの未来はない」と思っているに違いない。