ダイアモンド・オンライン の記事「2010年のデジタル大激変でテレビ局の利権構造は崩壊する 」を読んで。

記事によると、既得権益のうまみを享受し続けてきた民放も
「情報通信法が施行される2011年前後は、日本の情報通信分野の大きな変革のときとなる。地上デジタル放送への完全移行を控える放送局にとっては、その“台風”の中で、通信と放送の融合という、自らの存在意義を危うくしかねない難題にも取り組まざるをえなくなる。」
そうだ。

ここ数年、テレビを見る時間が大幅に減ったし、番組を録画することも少なくなった。
テレビに面白い番組がないことと、テレビの代わりにインターネットを使う時間が大幅に増えたことが、その原因だ。

民放の番組と言うと、お笑い芸人が出演する番組とクイズ番組がほとんど。
過去の「女子アナブーム」にのって、女子アナがタレントと間違うほどの出演ぶり。
民放のニュースでは、芸能、スポーツがメインで、事件が起こると現場からの中継をするだけ。
さらに酷いのは、ニュースで報道をせずに、自局の番組宣伝をしていることだ。

記事「毒入り餃子事件を中国人は本当はどう見ているか? 」や「独立独歩の中国とアメリカありきの日本 」に書かれているように、単に視聴率を稼ぐための報道しかしていないように思える。

「視聴率が上がる → 広告収入が上がる → 利益が上がる」という本音が見えて、「社会の媒体としての使命」という建前は崩れ去ってしまっているのではないだろうか。

自分はインターネットや本/雑誌で情報を入手しているので、テレビがなくても情報に困ることはない。もちろん、本、雑誌、インターネットも質の良いものから悪いものまで種集雑多なのだが、情報を取捨選択できるのでテレビよりも良質な情報が簡単に入手できる。

DVDもインターネットでレンタルできるし、無料の動画が GyaoYouTube を見れるので、好きな時間に好きな番組を見ることができる。わざわざ映画番組を録画する手間もいらない。

2011年にアナログ放送が終わるが、地上デジタル放送対応の液晶テレビやプラズマを買いたいとあまり思っていない。綺麗な画質で見たい番組がないし、テレビを見る時間も大幅に減っているから。そのお金があるなら、画面が大きく処理速度の速いパソコンが欲しい。