タカギはハマダに連絡した。
「監視システムが何者かに乗っ取られました。どうしますか?」
「こちらも透視超能力者が把握した。
状況レベル2-17。装備3-1ですぐにそこから撤収しろ。」
「了解しました。」
ミナはロッカーうちの一つのロックを解除し開ける。
「まさかこんなことになるなんて・・・・・・。」
ミナとタカギはロッカーからサブマシンガン・防弾チョッキ・自動式拳銃・予備のマガジンを出して装備する。
「ああ。カタナ、すぐに準備するんだ。必要最低限の荷物を持って。」
「わかりました。」
カタナはウェストポーチに超能力に必要なクスリを入れた。
そしてショルダーバッグに簡易監視システムの端末を入れる。
タカギは部屋の隅・・・・・・全く目立たないようにしてあるなにかのセキュリティロックを解除した。
すると、床が動いて、地下があるのがわかる。
「脱出用の地下水路だ。
ここからある駐車場へ移動して、そこに待機してある車に乗り、超能力開発技術研究所へ避難する。」
「了解。」
「ここは5分後に爆破される・・・・・・。急ごう。」
3人は地下に降りた。
ライトで照らしながら進んでいく途中、監視モニター施設が爆発する音が聴こえた。