3月10日(火)の午前2時48分頃、満月 "Worm Moon/ワームムーン" が出現!
「ワーム」とは「Warm(暖かい)」ではなく「Worm(虫)」。
この呼び名は、ミミズなどの細くて足のない虫が雪解けの地上を這い回った跡に由来しており、月や天体の動きに従って農耕生活を送っていたネイティブ・アメリカンが名付けたのだとか。
冬の最後に見える満月。
土地によっては、雪が解けたあとの純潔(chaste)な大地に因んだ「チェストムーン(Chaste Moon)」や、1年のサイクルの終焉に由縁する「デスムーン(Death Moon)」、凍結雪面(crust)を表す「クラストムーン(Crust Moon)」、メープルシロップの原料である樹液(sap)が採れる時期なので「サップムーン(Sap moon)」と呼ばれることもあるそうだ。
日本の二十四節気の第3番目に当たる "啓蟄"と、まさに呼応した呼び名ではないか。
"啓蟄" は冬の間じゅう土の中に閉じ籠っていた虫たちが外に出て来る時期といわれている。
生憎 満月が見られるのは、概して太平洋側で、日本海側ではなかなか見られないらしい。