会社が親会社に合併され、

同僚で飲みに行くこともほとんどなくなったし、

会社の雰囲気も殺伐としたものに変わっていきました。


そして、どんどん辞めていく人たち・・・



そもそも、私と旦那の出会いはコンパ。

私の友達が旦那の会社の後輩で、

旦那の属するチーム6人くらいが参加してました。


その時の6人のうち、3人はもういない・・・。


しかも旦那よりも先輩。


後輩たちも続々と辞めていき、

長続きしてる人たちってほんとに一握り。


旦那はその貴重な生き残りだったりするんだけど。



後輩上司の前に、旦那の直属の上司だった、ナラ。

ワンマンっぷりがそりゃあ、すごくて、

一見、ヤクザだろ!と突っ込みたくなる容姿。。。



ナラのもとで頑張って仕事をして、

そしてようやく、旦那が別のところに異動。

ようやく、新天地で頑張れると思いきや、

そこにいた上司はまったく仕事をしない。。。


まともに会社にでてこないし、

所長という業務をこなさないから、

旦那が自分の仕事+所長業務もこなさなくては

いけなくなったり。。。


そして、毎日2~300キロという距離を運転しなければいけない

過酷な担当割り。。。


帰ってくるのはこの頃も、毎日2時すぎとかだったなぁ。

帰ってきてもフラフラ。

顔色も悪いし、そうとうまいってた。


そして、その上司は辞職。


旦那も2~3年そのエリアですごして、

無事に異動。


っつーか、移動先にいたのは、あの、ナラ。


ついてない・・・。


このナラのもとで何人の若い青年が会社を辞めていったことか・・・。


異動したものの、担当エリアは長崎と佐賀の県境や唐津の先の方までにおよび、

毎日、福岡市から通い、

ここのエリアでも毎日2~300キロを運転。


えっと・・・なにか運送業かなにかでしたっけ???(;´Д`)


いえいえ、みなさんご存知の某小売店です。

多くの人はきっと一度は利用したことがあるはず。

多い人になれば、毎日利用してるかもしれません。



そして、過酷な労働条件の中でも

一生懸命に頑張っていた旦那。


ある日、担当店に顔を出すと、

鬼瓦のような顔をしたオーナーさん登場。。。



「この近くに新店舗、


 出すんだってな!プンプンむかっ



旦那が担当していたお店の近くに、新しいお店の出店計画がありました。

それは、社内での機密事項で、まだ開発の段階なので

口外することは許されません。


なので、旦那もオーナーさんにはこのことはまだ告げていませんでした。

ただ、会社の開発担当には、そこに新しい店を出すことは

「今の店の売り上げが落ちてしまうから、やめてくれ」

と抗議していたようです。



「・・・」


何もいえない旦那。



事情をわかってもらえるように話をしたらしいのですが、


「今すぐ、新店舗の話は取り消せ!!メラメラ


オーナー、相当ご立腹です。



そりゃあ仕方ないわな。オーナーも生活かかってるし、

店の死活問題ですから。



そんなこととは関係なく

新店舗の計画は着々と進められていたようで

どこからかその噂をオーナーは小耳にはさんでしまったのです。



もう誰も止められないくらいの勢いで

怒り爆発のオーナー爆弾




「新店舗の計画をやめるまで

 

 おまえは、帰さん!」



(((゜д゜;)))



「逃げるなよ!!


 鍵を出せ!」



挙句の果てには逃げられないように

鍵まで取り上げられてしまいました。



それにしても、旦那のせいじゃないってばぁ・・・



そして、何かをもって再びオーナー登場。



なっ、なんと・・・


その手には・・・


  ∑(゚Д゚)




本物の







日本刀が・・・



(  ゚ ▽ ゚ ;)




鞘から抜き出した、鋭く光る日本刀・・・





間違いなく、本物でっせ・・・



(@ ̄Д ̄@;)







首に日本刀を近づけられ、

死を覚悟したとか・・・




頭に浮かぶ、子供の顔。

生まれてからまだ数年。

かわいくてかわいくてたまらない

小さな幸せの塊である子供と過ごした時間が一気に

頭を駆け巡っていきます。





これが、走馬灯というものか・・・



へぇ~。。。



ヽ(;´Д`)ノ






旦那が監禁されて3~4時間後、

当時の上司、ナラと部長がやってきました。


上の立場の人が来たことで

旦那はようやく解放。



ってこれ、どう考えても


犯罪ですよね?!




銃刀法違反ですよね?




その後、どういう話になったか忘れてしまいましたが、

オーナーさんも落ち着きを取り戻され

監禁事件はうやむやにされ、闇に葬られてしまいました。



まぁ、旦那の同僚に至っては

逆上した店長か誰かに実際に刃物で

腹をさされたっちゅう事件もあったようですがね。



それも会社の体裁のために、もみ消しに・・・。




そんなむちゃくちゃなことがあったりしているうちに、

旦那は突然、


気管支喘息になってしまいました。



大人になってからの喘息って

相当きついらしいですね。



毎晩のように、発作がおき、

まだ長男が小さかったので旦那は苦しみながらも

自分で運転して真夜中の救急病院へ行き

吸入をしてもらいに行く・・・という日々が続きました。



そうこうしていると、

今度は体に謎の湿疹が!



痒くてたまらないようで、

しばらくしていると、

その湿疹は大きく、蚊に刺されたように

はれあがり、その一つ一つの湿疹が

つながって、体中がはれ上がったようになります。


顔もすごいくらいにはれ上がり・・・。



皮膚科に行くと「寒冷発疹」だとか・・・。



結局のところ、

喘息も、発疹もストレスからという診断でした。



そしてそのエリアで数年頑張っていると

今度は別のエリアに異動になりました。


今度の所長は初めて一緒に仕事をする人です。


よその土地からこられた方で、旦那とはまったく面識がありません。


緊張しながらでしたが、徐々に旦那も慣れていくと、

この所長、ホントに素晴らしい!


部下の事を一番に考え、上から無理な注文がくれば

部下のために戦ってくれるようなそんな上司でした。


とっても人もいいらしく、一緒に釣りに行ったり

みんなで飲みにいったり・・・


安心して仕事ができる環境にやっとたどり着けたのです。


その人のもとで、1年ほどすぎたころ

その上司は県外へ異動となりました。


がっかりしている旦那のもとへ入ったニュースは、



なんと、今度の新しい所長は、またもやナラがやってくるというのです。


ここまでくれば、もうくされ縁・・・




今までのびのびとやっていたほかの同僚も

ナラのワンマンなやりっぷりに根をあげ、

ここでもまた数人が辞表を出し、会社を出て行きました。


若い芽をどんどん摘み取っていくナラ。


このあたりでようやく、

会社側もナラに問題があるのではないかと気づき始めます。


当時の部長もナラを敬遠していたようで、

その部下である人たちも、低い評価をうけることとなっていました。


とばっちりみたいなもんですかね。


そして、2年ほどたって、ナラはいわゆる、窓際族の部署に配属されました。



そこで新たにやってきたのが、他のエリアでぐんぐん芽を出して

育っていった、旦那の1つ下の後輩くん。


後輩が上司になることで、いろんな葛藤もあったとは思いますが・・・

(っつーか、私がその後輩をあまりすきじゃなかったので)


結果的には、やはりその後輩、

キレ者らしく、仕事面、その他の面でも

最悪だった労働環境を少しは救ってくれたようです。

(後輩上司についてはコチラの記事 でどうぞ)


旦那も、頑張ることによってようやく

周りからも認められるようになってきました。


っつーか、ナラがどれだけ頑張りをブロックしとったんかいっ!って

話だけど・・・(;´∀`)



そんな矢先で今回のトラブル。



精神衛生上、お世辞にもいいとはいえない会社の中で

旦那は結構頑張ってきました。


お店からの信頼も厚く、

担当替えの季節になれば、

judy夫さんを担当からかえないでくれという

お店からの要望もたくさんいただいていたようです。


たまに、展示会などで昔の担当店の人と会うと

駆け寄ってきてくれたり、

お子さんの結婚式にわざわざ招待していただいたり

あつかいにくいお店でも頑張っていい結果をだしたり・・・。


そんな頑張りが認められないって

どんなに辛いだろう・・・。


それでも旦那は今日も仕事に行っています。



こんかいの不祥事で助けてくれた後輩上司に対して

すぐに辞めるというのは気が引けているようです。


辞めたいという思いと、いろんな不安が重くのしかかってるんだろうなぁ。


っつーか、労働基準局、何やってる!!

すぐに調査に入れよって感じです。