【・・・牡丹ノ花弁が舞ったから・・・】
つり橋がわたれない時ノ流れ橋・・・。
渡りたい渡れない振り向き橋・・・。
太古昔にほんノ小さな物語があった・・・。
そっときいてそっとそっと・・・・
今宵も短刀が妖しくひかりだし貴方ノ妖刀が啼く頃ヲ待っている・・・。
暗い蔵ノ中ただ独りで待っている・・・
今宵も蔵がざわめきだす時刻がまた来た・・・。
まん丸お月様がぽっかりと天にのぼった頃が・・・
今宵の宴ノあいず乱舞嵐舞宴ノ舞い・・・。
一杯の酒の盃に遷しだされるわ・・・
天高くぽっかり浮ぶ雲ひとつ・・・。
それが今宵の宴ノ舞ノ酒のつまみ・・・。
銀ノ使者が雲の上で寝そべりながら地ヲみていた・・・。
その横で悪戯な風塵様が扇ヲ手に持ち・・・
まん丸お月様ノお姿ヲけそうとしなさった・・・。
地にわ壱本ノ桜が咲き乱れていた・・・。
夜桜も美しいかろうと銀ノ使者わ地に舞い降りた・・・。
桜わ花弁が散り逝くとともに葉がはえる樹・・・。
幾千年ノ時ヲ越えてきた桜の木下に・・・。
牡丹の華が蕾みのままでいた・・・。
銀ノ使者わ牡丹ノ華に囁いた・・・。
桜の樹ヲなでながら言い放った美しかろう桜の樹わ・・・。
夜でも夜桜として咲き乱れる花弁わ妖しく美しかろう・・・。
と言い放った・・・。
かたくなに蕾みのままたった一輪ノ華・・・牡丹・・・。
銀ノ使者わ言い放った・・・。

たった一輪ノ華・・・
牡丹ごときが桜ノ樹ノ下で咲いても哀しかろうと・・・
銀ノ使者が牡丹に言い放ちながら銀ノ使者が牡丹ノ蕾みヲ捥ぎ取ろうとした・・・。
それを観ていた風塵様わ地上に舞をリて言い放った・・・。
一輪咲きでも美しいかろう・・・。
美しいかろうと言いながら銀ノ使者に風塵様わ風ノ扇ヲ撒いた・・・。
びゅ~んと銀ノ使者わ彼方へ風塵様ノ風ノ舞で消え去った・・・。
風塵様わ牡丹ノ華ヲそっと抱きしめた・・・。
天にわぽっかり浮んだまん丸お月様が揺ら揺ら・・・。

桜の樹わそっと己の花弁をすべて放ちはじめた・・・。
ひらひら舞う桜の花弁ゆ~らゆ~ら・・・。
ひらひらひら舞えや桜ノ花弁ひらひらひらひら・・・。
その下でひっそりと咲いた牡丹ノ華ただ一輪・・・。
風塵様わそっと冷たい地ヲなでた・・・。
寒かろう・・・。
寂しかろうと牡丹ノ華に言い放った・・・。
牡丹ノ花わそっとそっと蕾みヲひらきはじめ・・・。
まんかいの華ヲただ一輪まん丸お月様にむかって咲きはじめた・・・。
風塵様わまださくでないと言い放った・・・。
まんかいに咲き乱れたただ一輪ノ牡丹ノ花弁わ・・・。
咲き乱れる時ヲ迷いて一瞬だけで消え去った・・・。
風塵様ノ手のひらにわ牡丹ノ美しい花弁が一片だけが残っていた・・・。
桜の樹がざわめいた・・・。
牡丹ノ華が消え去ったから鳴いた鳴いた鳴いた・・・。
桜ノ樹が花弁ヲぽとりぽとりと落としながら・・・。
鳴いた鳴いた鳴いた・・・。
風塵様わ牡丹ノ華ヲ愛でた・・・。
太古昔に銀ノ使者わ月下美人ヲ愛でた・・・・・。
天高く舞いうるまん丸お月様わぽっかりと浮んだまんまだった・・・。
蔵が鳴く時刻がまた来た・・・。
蔵の中からでられない雛人形わぽっかりと浮ぶまん丸お月様だけをみつめていた・・・。
つり橋がわたれない時ノ流れ橋・・・。
渡りたい渡れない戸惑い橋・・・。
【 作・・・唐草天狗・・・ 】

惡(ΦωΦ)ξアクちんより^▼^♪♪




