バレンタイン | 低音動物

バレンタイン

(昨日書き忘れた日記)
バレンタインである。
バレンタインといえば、義理チョコ、である。
「いいかヤス、このチョコはな、兄貴がムショに入る前、そん時まだ
チンピラだった俺を可愛がって、買ってくれた大事なチョコなんだ。
てめえの命にかけても、このチョコ、絶対離すんじゃねえぞっ。」
「へい。わかりやした!必ずこのチョコ、守り通してみせます。」
という義理チョコではない。(下らねえよ)

バレンタインの思い出…
俺の周りでそれが始まり出したのは、小学3年か4年頃だったろうか。
その初めての年、俺は確か10数個のチョコレートをもらった。
勿論ほとんどは義理だろうが、田舎の小さな学校で、1学年の女子が
30人程度であったことを思えば、かなりの数だろう。
そして翌月、3月14日。
クラスでは、男子が女子に何か渡したりしている。
「…何しとんのやろ?」
俺は事態を飲み込めないでいた。

翌年、俺のチョコは2個に激減した。
女は怖い、と思った。

現在は…そもそも、もらえません…