家の近所を歩いていて、ごく稀に翼が白いカラスを見かけることがある。
研究者などの専門家でもなければ、カラスの個体を識別することなど不可能に違いないが、そいつだけは誰がみても一目瞭然だ。
先日久しぶりに、そいつに出会った。
俺は初めてそいつを見た時、勝手にホーガンと名づけていた。
名前に特に意味は無い。
カラス→CROW→九朗→源義経→判官→ホーガン
という一人連想ゲームが脳内で一瞬にスパークした結果だ。
ホーガンはアスファルトの路上にいて、キラキラ輝く水色の透明の球体をくちばしにくわえていた。
子供の玩具のスーパーボールだった。
宝物を得た達成感と自信が感じられた。
カラスという鳥は好きでも嫌いでもないが、ホーガンは好きだ。
カッコいいから、好きだ。