明の永楽帝が推進した北京遷都について日本人学者が書いた研究書の中文翻訳書《明代迁都北京研究近世中国的首都迁移》を読んでみた。ぼくには難度が高くて読み進めるのに時間がかかった。

 書中に明代の文献の引用がたくさん出てくるのだが、ぼくの中国語レベルが低くてそれが理解できないのが何より困った。

 それでも遷都にはいろいろな原因、理由があったのだということを知ることができて、明代の歴史を考える上でだけでなく、中国の歴史、いや歴史というものそのものについて考える場合の参考になって、分かりづらかったが、読むことができて良かっと思う。

 間もなく古稀になる歳になってこんなことしか書けないのは情けないが、仕方ない。

 今後はせいぜい、余り偉ぶったりせず、皆の邪魔にならないように、少しずつ仕事と勉強を続けていきたい。

 

《明代迁都北京研究近世中国的首都迁移新宫 贾临宇 董科

高寿仙 审校

 外文出版社2021年第1版第1次印刷