痙攣発作を繰り返して、弱りきった猫のかぼちゃを
獣医に連れて行く。
途中出会ったマンションの管理人さんや、
タクシーの運転手さんが、「大丈夫ですよ。」的なことを言ってくれ、
優しい気持ちに少し救われる。
病院で、先生の前でも、痙攣発作。
暗い気持ちでいっぱいになる。
原因は、3つほど考えられるとのこと。
1.トリコモナスという原生虫がおなかにいて、その駆除薬(フラジール)を
飲ませていたんだけれど、その薬がもしかしたら少し多すぎて、
中毒を起こした。
2.誤飲によるもの。
(猫用おもちゃのひもを数日前、飲み込んでしまっていたので。
痙攣時に、吐き出して、おなかにずっと消化しきれず、そのひもが
あったことが判明。
モールのような装飾のついたひもだったので、もしかしたら、
それが原因かも、とのこと)
3.てんかん
(病気や怪我などで、脳に障害が起こり、それが原因で
発作が起きているのかもしれない)
1.2の場合は、時間の経過とともに毒素が身体から抜けるので、
自然に治るだろうが、てんかんであったなら、
これからも度々痙攣発作が出るであろう。
だけど、脳の中のことなので、調べるには、
MRI検査が必要で、かつMRIにかけても、結局異常が
見つからないということも多い。
MRIは大学病院などの施設にしかなく、また動物の場合は
全身麻酔が必要となるため、もう少し様子を見てからにした方が
いいと思うとのこと。
血液検査をしてもらうが、
その結果は全く異常なく、健康体。
連れて帰るつもりでいたけれど、
今日は心配なのでうちで見ますとの先生の言葉に甘えて、
入院させてもらう。
少しだけほっとする。
命に対する責任が、一時、自分の手から放れたことに。
開放感を確かに覚えている自分に、複雑な気持ちになる。
命に対する責任の重さに、まだ追いついていけない、
このときの私は。
