完全無欠のエンターテイメント。
2時間弱、本当に楽しませてもらいました。
おもちゃたちみんなが、愛おしすぎる。
カウボーイ人形や、スペースレンジャー、
お腹がバネの犬や、貯金箱のブタが、
昔から知ってるかけがえのない友人のよう。
そこには、第1作目が公開されてから、今日までの
16年間という年月が横たわってる。
愛する人との別れ、新しい場所への旅立ち。
私自身の人生を重ねて、思いを反映させてしまうから、
映画という枠を超えて、胸にせまる。
ところで、この映画のキャッチフレーズは
~さよならなんて、言えないよ。~なんですね。
オザケンの曲に「さよならなんて云えないよ」という傑作が
ありますが、私は、絶対、配給会社はそれも念頭に置いて
このフレーズにしたって、信じちゃってます。
『さよならなんて云えないよ』では、
「左へカーブを曲がると、光る海が見えてくる
僕は思う この瞬間は続くと いつまでも」
と言い切ったその後で、
「本当はわかってる 二度と戻らない美しい日にいると
そして、静かに心は離れていくと」
と、続きます。
どんなに楽しくて幸福であっても、いつか終りはくる。
永遠に続くものなど、この世にはない。
だけど、だからこそ。
その幸福の瞬間は、かけがえなく美しい。
限られた人生の中で、より一層の輝きを放つ。
そして、たとえいつか別れがきたとしても、
その瞬間の輝きのかけらは、ずっと消えずに胸に残る。
そんな歌の内容と映画がシンクロしてしまって。
ネタばれになっちゃうので、詳しくは書かないけれど、映画の
エンディングは、恐らく考えられる限り、最高に幸せなものだと
思います。
だけど、やはりそこには有限性がある。
いつかは終わってしまう、別れの予感を色濃く秘めているのです。
そこが描かれているからこそ、
この『トイ・ストーリー3』は、シリーズの中でも、
さらに奥行き深く、素晴らしい作品になっていると思います。
はあ。とにかく、大満足。
いつもの前座ショートムービー「デイ&ナイト」も、とっても良かったです![]()
ピクサー、最高![]()
