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昨日の小沢健二「ひふみよ」ライブ終了後、会場の外にでると、

大きなくっきりとした月が輝いていました。

そこかしこで、その月を写メにおさめる人々が。


普段ならば、きっと、みんな、そんなことしないと思う。

だって、ただの月だもの。夜、空を見上げればそこにあるなんてことない月だもの。


だけど、昨日は。

魔法のような時間の後で、見るもの全てが美しく、いつもの月も驚くほどに美しく

見えたのではないかなぁと、推察してみる。

それで、写メに残したかったのではないかなぁ、何かの証拠として。

私はそうだったので。


終演後、会場には、興奮冷めやらず、

飾られていたツアーグッズのTシャツたちの写真を撮ったり、

アンケート回答という形でオザケンへの手紙を黙々と用紙に書き綴っていたり、

数人で集まって大盛りあがりしていたり、

そんな人々が大勢いた。


みんな何となくその場から離れがたく、

幸せな余韻を楽しんでいたんじゃないかなぁと、推察してみる。

私はそうだったので。


ライブは終了し、私たちは日常に戻る。

それぞれには、それぞれの生活が待っている。


「長い階段をのぼり 生きる日々が続く

大きく深い川 君と僕は渡る」


だけど、昨日の魔法のような時間の記憶は、きっと消えない。

大切に、ギューッと胸に刻んだから。

これから先もずっと、

私たちを導き、慰め、照らし続ける光になってくれると、確信してる。