先週、友達３人でモロッコ料理のお店に行くことになっていた。現地集合、私は地下鉄でお店に向かうことにした。

駅に着くと、広い交差点がある。その横断歩道を普通に歩いて渡っていると、いきなり視界が変わって、目の前に横断歩道の白い線が飛び込んできた

つ、つまり、何もないところで転んだのだ

左の足先でつまづいて、とっさに両手をつき、それから右の膝をおもいきり地面にぶつけた

横断歩道のほぼ真ん中だったので、「痛い」より恥ずかしいという気持ちがわきあがって、急いで横断歩道を渡りきる。

それからずきんずきんと痛みがこみあげてきて、２、３分肩で息をしながら両手と膝が大丈夫かを見る。

手のひらは擦りむいてうっすら血がにじんでいる。

ぴったりしたパンツをはいていたのでめくって膝は見えないけれど、これは翌日青あざになっている確信する。

一息ついて、お店に向かうと、なんだか右手が熱い。

指先を見ると、人差し指の先から血がだらだら流れているではないか

ゲゲ

急いで除菌シートで指先をふいて傷ばんそうこうを貼るけれど、なかなか止血しない。

新しい傷ばんそうこうを貼りなおすと、ようやく血が止まる。

何もないところで転んで、こんなになるなんて、情けないなあ。

そして、翌日。

右手の指先はざっくり切れていてスマホの入力もできないし、何かを持つのも大変。手のひらはあざができてかさぶたになっている。

（このブログはPCで入力しているけれど、人差し指の役割は、中指が担っている）

そして、いちばん大変だったのか右ひざだった。

膝の上下１０センチくらいに擦り傷があり、びっくりするくらいの青あざ。

歩くのは、まあなんとかなるけれど、階段の上り下りがしんどい。しゃがむとなかなか立てない。

こうして３日が経過して、けがしたところは少しずつ痛みが和らいてきている。けれど、右足をかばっているせいか、左足に違和感で出てきている。

私は勝手に右足と左足の会話を考える。

左足「自分のせいで迷惑かけてごめん！　これからもっと足を上げて歩くようにするよ」

右足「最初はびっくりしたけど、まあ、痛みも減ってるし、心配しなくていいよ」

左足「ありがとう。きみとペアでよかった。しばらくきみの分までがんばるから」

右足「いや、無理しないように。なんてたって同い年なんだからね。実際、ちょっと痛みが出てるでしょ？」

左足「大丈夫、一緒に歩けるってサイコーだからね」

みたいな感じかなあ。

体ってどこか悪くなると、そこを補うべく他のどこかががんばっているってことを、しみじみ思い知った私である。

何もないところで転ぶ