風の妖精のような人 | 写真家 馬渕久美子blog

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写真家馬渕久美子が写真で語る

テレビでフィギュアスケートをやっています


身体を表現している人を見ると人間というのは美しいんだなと思います


わたくしは運動神経が死滅しているのでまぁ余計に感心しますよ。


数年前から身体表現者を撮りだして、面白い自分との差に気づきました


彼等は身体の隅々まで把握し尽くすことに努力していました


それは骨の芯にまで及びます


その時わたくしは
自分の身体を消すことに腐心していました


己の身体の存在を忘れ
透明になり気体になり
カメラの先の被写体の

内蔵の先の骨の中まで
たどり着きたかったからです


そこまで見えたら少しは写真が上手くなるんじゃないかと考えていたし


今も思っています


展覧会で強引に句切りをつけました

またゼロから丁寧に集中して撮影したいのです
初心にかえって。


神野翼も引き続き撮ることになるでしょう


そして
他の身体表現者とも向かい合ってみたいと考えています。


パフォーマンスしている人を見るときはテレビの音を消すと面白いですよ